『iPhone 14 Pro』は広角カメラが強化? これまでの進化から予測
毎年進化する、iPhoneのカメラ性能。今年の登場が期待されている『iPhone 14 Pro(仮称)』でも、さまざまなカメラ性能のアップグレードが噂されている。ここでは、これまでのiPhoneカメラの進化を含めて解説してみよう。
フロントカメラなしの初代モデル
スマートフォンブームのきっかけとなった、2007年に投入された『iPhone(初代モデル)』。今となっては信じられないことだが、この『iPhone(初代モデル)』にはフロントカメラが搭載されていなかった。つまり、セルフィー(自撮り)ができないのである。また、背面カメラの画素数も200万画素と、今どきのスマートフォンと比較するとかなり控えめだ。
『iPhone(初代モデル)』の登場から10年後となる2017年に発売された『iPhone X』では、背面カメラが広角1200万画素+望遠1200万画素(光学2倍ズーム)の、デュアル仕様となった。さらにどちらのカメラにも光学手ブレ補正機能が搭載され、動画撮影でもブレが発生しにくくなっている。
フロントカメラには700万画素のシングルカメラを採用。HDR撮影や、自分の周囲をぼかす「ポートレートモード」が利用できるなど、セルフィー用途なら十分な性能へと進化した。
『iPhone 14』ではフロントカメラが大幅進化?
『iPhone 14 Pro』では、フロントカメラのデザインが大幅に変わるようだ。9to5Macによれば、『iPhone 14 Pro』ではこれまでのiPhoneに存在していた「ノッチ(切り欠き)」がなくなり、横長のピル型パンチホールが採用されるようだ。
このピル型パンチホールには、フロントカメラと顔認証機能「Face ID」の両方が搭載されるようだ。宇宙船やロボットのような不思議なデザインだが、ノッチに比べて画面を塞ぐ面積が小さくなるのは悪くない。
さらにMacRumorsによれば、『iPhone 14 Pro』のフロントカメラは低輝度での感度を向上させた、超広角カメラを搭載するようだ。これは、よりピクセルサイズの大きなイメージセンサーの搭載の結果だとしている。