『グランツーリスモ』のレーシングカーを忠実に再現 マクラーレンが25台限定販売
英国の高級スポーツカーメーカー、マクラーレン・オートモーティブ(McLaren Automotive)が一般向けに売り出したレーシングマシン『McLaren Solus GT』が話題を呼んでいる。
元々はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の人気レースゲーム『グランツーリスモSPORT』をモデルにしたコンセプトカーだったのだが、限定生産し実際に販売することを決定。米国のモントレー・カー・ウィークで展示され、25台が瞬く間に完売した。納車は2023年の予定だ。
実在する車がゲームに登場することはよくあるが、ゲーム内のマシンが本当に造られるのは非常に稀だ。ゲームをリアルに再現しており、レース専用に設計されているため公道を走ることはできない。
『Solus GT』はシングルシーターで、乾燥重量は2,017 ポンド(約915kg)。コックピット周辺の保護構造ハローやロールフープにはチタンを使用し、所有者にカスタマイズして3D プリントされる。
さらには、それぞれのドライバーにあわせたHANS(頭部前傾抑制装置)やFIA (国際自動車連盟)公認のレーススーツ、ヘルメットも提供する凝りようだ。マクラーレンは、F1参戦で培ったノウハウを遺憾なく発揮している。
プロモーション動画は、ゲームの1シーンなのか、実写なのか判然としない。それくらい忠実に再現されている。
SIEもゲームイベントなどで喉から手が出るほど欲しいマシンに違いない。イベントなどでキャラクターを模した衣装をまとっている人を見かけることはあるが、ここまで完成度の高い『グランツーリスモSPORT』のコスプレは異例といっていいだろう。
(source)
https://www.slashgear.com/972048/the-mclaren-solus-gt-is-a-gran-turismo-hypercar-literally-made-real/
https://www.hotcars.com/heres-how-mclaren-brought-the-solus-gt-from-gran-turismo-to-reality/