ホンダ高級ブランド『Acura』がEVに注力した訳とは? 後発する日本ではなく北米を視野に
ホンダのEV(電気自動車)界隈が、なにやら騒がしくなっている。
ホンダ初の北米向けEV(電気自動車)である『Honda Prologue Electric SUV』について以前お伝えした。そして、ここにきて同社アメリカ法人の高級車ブランド『Acura 』(アキュラ)も初となるEV『Acura Precision EV Concept』(アキュラ・プレシジョン・イーブイ・コンセプト)を発表した。
ホンダ高級ブランド『Acura』から初のEVモデルが発表 価格は700万円前後になる可能性
ホンダの米国法人は8月18日(米国時間)、カリフォルニア州のモントレー・カー・ウィークで、コンセプトモデル『Acura Prec…
日本の老舗といわれる自動車メーカーは、伝統的に内燃エンジンを強みにしているため、それが逆に足かせとなりEV化で後発となっている。しかし、年を追うごとに世界はどんどんEVに向かっている。
その市場動向を鑑みてか、ホンダは2040年までに北米における四輪販売台数の全てをEVにすることを目標に掲げ、6年間で463億ドル(約6兆1600億円)を投資している。
北米はホンダにとって思い入れが大きい市場だ。創業以来の主力商品が自動二輪だったホンダは、1970年代にアメリカの厳しい排ガス規制「マスキー法」をクリアした世界初の車となった初代『シビック』を開発。それを起爆剤にして、世界で自動車ブランドとしての地位を確立した。
『Acura 』がハイブリッドをスキップして直接EVに移行する背景には、北米市場を意識していることがあるだろう。
しかし、それ以上に最近のホンダのEV事業を見ていると「EVでも世界を獲りにいく」という決意をひしひしと感じるのである。
(画像=ホンダより)
(source)
https://www.acura.com/future-vehicles/precision-concept
https://acuranews.com/en-US/releases/acura-precision-ev-concept-debuts-at-monterey-previews-future-design-language-for-electrified-era
https://www.theverge.com/2022/8/19/23313144/acura-precision-ev-concept-electric-suv-italian-performance-boat-design
https://www.caranddriver.com/news/a40919575/acura-precision-ev-concept-revealed/
https://electrek.co/2022/08/18/acura-unveils-acura-precision-ev-concept-coming-2024/