ストリーマーたちによる夏の大騒ぎ、『オールスター大運動会』観戦レポート

『ストリーマー大運動会』観戦レポート

 続いての対決は『Super Bunny Man』で行われた。2名のプレイヤーで協力するストーリーモードがメインとなるタイトルだが、今回選択されたモードは「デスマッチ」だ。ステージ上に配置された針に、相手のキャラクターを押し付けて倒すシンプルなルール。自機が0になった選手から敗退となる。

 ルール説明ののち、ゲームに挑戦するトナカイト(赤組)、蛇足(青組)、obo(黄組)、ボドカ(緑組)の4名がステージに登場した。……なぜか4名ともTシャツをズボンにタックインした状態で。MCの岸から問われた蛇足は「裏で3人にやれって言われました……。お前ら!たまには年寄りに花を持たせるといいぞ!」と自虐を交えて会場の笑いを誘った。最年長の蛇足がタックインを迫られるという状況から、普段からの仲の良さが伺えるシーンだ。

 試合は長時間に渡り、激しい接戦が繰り広げられたが、勝利を収めたのは蛇足! ベテランの意地と持ち前のゲームセンスを見せ付けた形だ。

 その後続けて行われた『Super Bunny Man』のストーリーモードでは、10分の間にどこまでクリアできたかを参加者が競った。この対決はなんと赤組の独壇場!各チームが順当にステージを進めていく中、らっだぁとファン太のコンビがとんでもないテクニックを披露したのだ。

 彼らが披露したテクニックとは、片方のキャラクターが、もう一方の足を掴み、掴まれた側がキックを連打すると、カタパルトのようにキャラクターが飛んでいくというもの。連携力の高さやゲーム知識の豊富さを生かして圧倒的な勝利を収めた。

 そして最後の種目は『VALORANT』のデスマッチ。各チームから2名の計8名にくわえて、特別ゲストのFAV gaming所属のFisker選手、ZETA DIVISION所属のmakiba選手が”BOSS”として参戦した。

 開始前にそれぞれの意気込みを聞くと、緑組のじゃすぱーから「実はデバイスを忘れちゃって……。そしたら、Rasが貸してくれたんです!」と、運動会らしいスポーツマンシップあふれるエピソードが飛び出した。

 試合が始まると、青組のRasが序盤から他選手を圧倒!リードを保ったまま40キルを達成し、マッチに勝利した。『Apex Legends』において”魔王”の通り名で恐れられる現役プロのエイム力を、『VALORANT』でも存分に発揮した形だ。「久々のVALORANTでしたが、楽しかったです」と笑顔を見せると、会場からは惜しみない拍手が贈られた。

 すべての種目を終え、ステージ上にオフライン参加者を含めすべての出演者が勢揃いすると結果発表が始まった。

 最初に発表されたのは、泥臭くもイベントの盛り上げに尽力した参加者に贈られる「どろんこ賞」だ。こちらは、第一部に行われた「大縄跳び」において、体力切れでステージ上に倒れ込んでしまったSHAKAに贈られた。本人は「イマイチ受賞の理由がわからないですけどね〜」ととぼけていたが、どうやらしっかりと覚えられていたようだ。受賞したSHAKAには、賞品として特製のクレイジーヒカキン ぬいぐるみが贈呈された。

 続いて優勝チームの発表だ。結果は、そらる率いる青組が優勝!大幅にリードしていた黄組を、最後に追い抜いて3ポイント差で逆転勝利を果たした。発表された瞬間には、そらる、Ras、蛇足、Mondoの4名が抱き合って喜びを分かち合っていた。

 優勝コメントを求められたそらるは「いやぁ、もうマザーさん(MOTHER3)とRasさんが頑張ってくれたおかげで最後に逆転できて、もうこれ以上言うこと無いですね!嬉しいです!チームメンバーのみんなもありがとう!」と、青組メンバーへの感謝の言葉を口にした。

 そして、大会MVPは優勝の立役者となったRasに贈られた。リーダーのそらるも「うんうん」と頷くなど、納得の結果だろう。

 優勝した青組リーダー・そらるにも、クレイジーヒカキン ぬいぐるみが贈呈されると、優勝チームによる凱旋パレードの始まりだ。オフラインに参加した青組メンバーが、トロッコに乗って会場を回るパフォーマンスを披露した。その際、高所恐怖症の蛇足が高さに震えながらも、ファンサービスは欠かさずに行っていたのが印象的だった。

公式提供(写真は第一部の様子)

 そらる率いる青組のメンバーたちに、惜しみない賞賛を贈りたい。おめでとう!

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