安土桃はなぜ「天才」と呼ばれるのか そのスウィートでトリッキーな魅力に迫る
彼女が「天才」と評されるのは、声やビジュアルの良さだけにはとどまらない。時として度の過ぎる「ライン越え」な言動でたびたび同僚やリスナーに衝撃を与えてきた。
セクシャルさ、ヴァイオレンスさ、アンモラルさを強く感じさせるエピソードもあるが、そのどれもがアングラなインターネットシーンの匂いを強く感じさせるものである。
・自身のリスナー・ファンに対して「全身海綿体のお前ら~~っ!!!」とツイートしたことをきっかけにして、ファンネームが「海綿隊」となっている。
・エピソードトークをするたびに年齢をコロコロと変え、とくにビジュアルを変えてからは話すたびに年齢が変わっており、同僚の元SEEDs1期生ですら「お前は何歳なんだよ」と言われるほど。
・「今日が金曜日だと思って過ごしてたけど木曜日だった!国語の教科書を忘れたってこと!」とツイートするも、折しもタイミングが春休み真っただ中ということもあり、完全にド滑りしてしまったあげく、「RP(ロールプレイ)」と口にしてしまう。
・Twitterでのやり取りから後輩の健屋花那と意気投合。自身の誕生日配信にて現れた健屋にむけて、彼女の趣味性を知った上で、「体調が悪いときに録音した嘔吐ボイス」を流した。
・ビジュアルを変更してすぐ、YouTubeチャンネル登録者数8万人を目指して初の飲酒配信をした際、突如女性の友人に電話をして会話を始め、PCにお酒を思いっきりこぼしてしまって壊れてしまい、配信もブツ切りで途中終了。終わった後にはキッチンに吐いてしまったとのこと。
・同期である緑仙とは現在不定期ながら「甲殻熊猫(読み:こうかくぱんだ)」というラジオを配信しているが、「Twitterデビューしたその日に緑仙とのプライベートでの会話した内容」をいきなりバラしている。この後、喧嘩っぽくやり合うのが2人の常となってしまう。
にじさんじに入った当初は「コラボなどはせず、一人でやろう」と考えていたが、徐々に考えを軟化・変化していき、現在では同僚である元SEEDs組を中心にしたコラボ配信だけではなく、自身のデザインを担当したイラストレーターはあとさんとの繋がりで、アートブロスプロダクト所属のVTuberメルベル・マルベルとともに「はあとファミリー」としてともに仲睦まじく配信することもある。
「ストリートファイトがしたい人」が集まった「ストリートファイターⅤ部」の発起人であり部長であり、現在でも折を見てソロ配信することもある。その後、にじスト部の部員らにはCAPCOMから専用称号「にじストV部」が与えられ、安土は「にじストV部 部長」という称号を持っている。数多くの称号が存在する「ストリートファイターⅤ」のなかでも、極めて希少性高いオリジナルの称号といえる。
そのエッジな言動は現在に至るまでに徐々に丸くなっている印象があるが、時としてフっと口に出るかもしれない……そんな天真爛漫さや危うさも持っているのも、また彼女らしさと言える。
先日6月11日に開催されていた『SEEDs24時間配信』に出演した際には、元SEEDs1期生のなかで3Dモデルを持っていない唯一のメンバーということもあり、緑仙の発案で「ブラウン管テレビ」として登場した彼女。もしも彼女が3Dモデルをゲットして動き回った時、いったい何をしでかすのだろうか。