『バチェロレッテ・ジャパン』S2・最終話ーー最後のローズを受け取ったのは? 「違ったと思うのが嫌だった」尾﨑美紀の決断

一度は背を向けすらした、最後のローズセレモニー

 その後、ローズセレモニー前に二人と最後のデート時間を過ごす尾﨑。マクファーとは、愛犬と一緒にドッグランへ。愛犬と戯れた後は、尾﨑自らマクファーの肩にもたれかかるシーンも。しかし、何度か「もう少しで終わりだと思うと、悲しくて」と弱音も漏らす。その度マクファは「俺は終わりだなんて思ってないよ」と尾﨑を元気づけた。

 長谷川とはパーソナルトレーニングデートで最後の時を過ごす。長谷川に対しては、他の男性には見せない茶目っ気を見せつつある尾﨑。ストレッチ中も「ちょっと、痛いんですけど!」と愛のあるツッコミを入れつつ、自然な仲の良さが垣間見えた。最後は、旅の途中で長谷川が書いてきた日記を見て、尾﨑が涙を流すシーンもあった。

 自然な交流を深める長谷川と、大事な家族である愛犬にも優しく接してくれるマクファー。傍目にも、尾﨑はどちらに対しても愛情と敬意を持って接しているのが伝わる。最後が近づくにつれ、辛そうに顔をしかめるシーンも増えていく尾﨑。本人にとっても、苦渋の決断であることが伺える。

 最後のローズセレモニーでは、名前を呼ぶ前に感極まり、一度はローズから顔を背けてしまう場面も。そして最後に名前を呼ばれたのは、佐藤マクファーレン優樹だった。

 尾﨑の様子を伺うに、2人に大きな差があったわけはなく、「別の個性を持つ人」として認めていたことも分かる。だが、選択の後はほっとした表情で「ずっと言えなかったけど、やっと言える。アイラブユー」と伝えた。その後は尾崎からマクファーにキスするシーンもあり、尾崎にとっても楽しくツラかった婚活の旅が、終わりを告げた。

選ぶ側の苦悩も見えつつ、婚活の旅が終了

 撮影終了から3ヶ月後の様子を映した後日談バラエティ『アフターファイナルローズ』で、尾﨑は最後の瞬間まで、2人のうちどちらにバラを渡すか決断できていなかった事実を明かした。最後に選びきれなかった長谷川との久々の再会にも、非常に複雑そうな表情を見せていた。

 長谷川を選べなかった理由として「家族からも変わった、と言われる恵一を見て、私は変わる前の恵一を知らなかったから。付き合った後に、やっぱり違ったと思うのが嫌だった。信じ切るには時間が足りませんでした」と語った尾﨑。そういう意味では、マクファーは最初から最後まで、ちょっとウザいくらいまっすぐで一貫した態度で、尾﨑に接した。言葉と態度で好意を伝え続けるということがかなり大切なことだったことが分かる。女性起業家として、同世代の女性と比べても、大きな決断のタイミングをくぐり抜けた経験も多いであろう尾﨑でも「後悔に繋がるかもしれない選択」を恐れる気持ちが大きかったのだ。

 尾﨑もきっと、これまで傷ついてきた恋愛の経験がある。誰しも、悲しい思いはそう何度もしたいものではない。だからこそよりまっすぐに心配の必要がないほど言葉で伝えてくれる人、自分を不安にさせない人を選んだのかもしれない。

 とにもかくにも、これがバチェロレッテ・尾﨑美紀の出した一つの結論だ。まだ交際3ヶ月の2人の様子は、きっと今後SNSなどでも発信されていく。もう少しの間、2人の恋路を見守っていこう。

※尾崎美紀の「崎」は「たつさき」が正式表記

(画像=(C) 2022 Warner Bros. International Television Production Limited)

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