『バチェロレッテ・ジャパン』S2・最終話ーー最後のローズを受け取ったのは? 「違ったと思うのが嫌だった」尾﨑美紀の決断

『バチェロレッテ・ジャパン』S2・最終話

母の心配の矛先は……スポーツ選手の将来性

 今回の顔合わせは、バチェロレッテ・尾﨑美紀の母との三者面談となった。最初にやってきたのは、長谷川惠一。少しでも好感度がよくなるように、と髭を剃っての登場で、尾崎も「恵一らしい」と笑顔を見せた。

 バチェロレッテの母は"セレブ一家の母"らしい、丁寧で穏やかな物腰が印象的だった。

 「美紀もまだまだ未熟者ですから、しっかりしている人、頼れる人がいいのではないかと思います。将来、美紀も家族も心が豊かになれるような経済力もあってほしいというのはある」と、最初は厳しめな展望を語っていた尾﨑母ではあったが、実際に男性と話し始めると、柔らかい印象を見せる。セレブ一家と聞くと娘に過保護な印象もあるが、そんな様子もなく一母親として、娘のパートナーの内面を見定めているように見えた。

 本来このターンはいつも、親目線の現実的な意見で男性の将来性が見定められるシーンなのだが、なんの因果か2人はどちらも、同じプロバスケットボール選手……。だからこそ母の心配は、二人の男性の内面というよりは「将来性」に向いていたように感じる。物腰の柔らかさには好感を持てたという長谷川に対しても、その後の「一途そう」と評価した佐藤マクファーレン優樹に対しても「選手生命を終えた後、セカンドキャリアをどう考えているのか」と真っ当な質問を投げかける。

 尾﨑自身が起業家として自ら稼ぐ女性だからこそ、あまり男性陣の将来性を心配していないように見えたが、それでも子育てを考えるなら、尾﨑が仕事を休まざるを得ないタイミングは来る。シビアな質問ではあったが、回答は二人の男性で大きく異なった。

 アラフォーを迎えつつある長谷川の方は、セカンドキャリアを考えてすでにトレーナーとしても活動していることもあり「徐々に別の形でバスケに恩返ししていけたら」と展望を語った。対するマクファーは「今までは自分のために、世界を目指して頑張ってきました。セカンドキャリアについて、本当はもっと明確なことが聞きたかったと思うんですけど……一つ約束できるのは、僕は必ず彼女を守ります」と、彼らしい不器用で真っ直ぐな答え。しかし親目線で考えると、少なくとも具体性のある未来を提示した長谷川に、軍牌が上がっているようにも見えた。

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