ナスの絵文字は職場で使用NG? 国による意味の捉え方の違いを調査

絵文字の意味の捉え方の違いを調査

 現在、絵文字は3,633あり、その数は増え続けている。SlackとDuolingoが世界規模で行なった最新の調査によると、回答者の57%が絵文字はメッセージのやりとりに不可欠だと考えている。そしてほぼ同じ割合の人が、複数の意味を持つ絵文字を知らずに使ってしまったことで厄介な状況を経験したことがあると答えたそうだ。

 単純そうな絵文字でも、個人の見解や文化的背景、そして文脈によって誤解を招くことがある。友人間のコミュニケーションであれば絵文字の解釈の違いで誤解を招いたとしても許されるだろうが、職場では事態がややこしくなる場合もある。

 たとえばこんな紛らわしい絵文字がある。メディア・TNWでは、眼球が2つの絵文字はプロジェクトで互いに協力し合うことか、何かを調査中のことを示す。しかし、回答者の36%はこの絵文字を「あなたを目撃した」と伝える時、26%は「ゴシップが聞きたい」という時に使うそうだ。

 もう1つは、排泄物をキャラクターとして描いた絵文字。調査によると、見た通り「クソみたいなこと」について使うか、より比喩的な意味で「何かがダメになった」ことについて使うかの2つに分かれる。面白いことに、日本など一部の国では「グッドラック」の意味で使われるらしい。

 お金に翼が生えた絵文字についても、お金を失うこと(28%)、もしくはお金が入ること(31%)の真っ二つに認識が分かれる。回答者の出身国によって異なるようだ。

 イギリスの会社で働いている場合は、ウインクの絵文字は要注意。イギリス人の回答者の3分の1は、内輪ネタか「冗談だよ」という意味で使うそうだが、ほぼ同じ数の人が異性を誘う時にこれを送るらしい。

 同じことがナスの絵文字にも当てはまる。また、排泄物、キスマーク、舌を出す絵文字も、性的な誘いを暗示していると捉える国は多い。職場内では使用NGと考えた方がいいだろう。

 今回の調査では、絵文字を使うことでより多くのニュアンスを伝えられ、全体的なコミュニケーションの向上に役に立つ、と回答した人が大多数。絵文字を正しく使うことは職場での人間関係の向上にも役立つのだ。

(Source)
https://thenextweb.com/news/these-emoji-dont-mean-what-you-think
https://www.theregister.com/2022/07/14/emoji_survey/

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