水溜りボンド、コンピューターウイルスにわざと感染し復旧方法を解説 YouTuberの“検証企画”の意義
水溜りボンドのカンタが、実際にMEMZウイルスをパソコンに取り入れ、復旧するまでの解説動画を公開した。
一度入ると修復不可能? MEMZウイルスの怖さ
水溜りボンドは6月14日に、「【危険】YouTuberが作った「MEMZウイルス」に動画のデータ消されました。」と称した動画を公開。その名の通り、実際にパソコンの中にウイルスを取り入れ症状や経過を観察し、復旧までの道のりを解説したものだ。
MEMZウイルスとはトロイの木馬型マルウェアの一つで、感染するとデータの削除や拡散が懸念されるとカンタは説明。ただ現代のネットワークセキュリティは昔に比べて進化している。そのため一般人がウイルスソフトを準備することは難しく、今回の準備は相当時間がかかった様子。
しかしどうにかMEMZウイルスを準備し、カンタは実演に移る。ウイルスに感染するとデータが消えるとのことで、2人の消したい過去として、坊主時代のカンタ、長髪のいわゆる“ギャル男”時代のトミーの写真を事前に準備。ウイルスに感染させ、黒歴史を消していこうと話が進む。
実際に作業が始まるとパソコン上には大量のバツ印や警告マークが出現。画面の表示も歪みコントロールが取れない状態となった。何を押してもウィンドウが消えず、最終的には強制終了する他に選択肢がない。そこでカンタはパソコンを強制終了し、再度電源を起動するもまだ症状は治まらない。
ここからがMEMZウイルスの真骨頂。なんと起動後のパソコンは正常に動かず、軽快な音楽とともに、可愛いドット絵の猫が永遠と走り続ける画面から抜け出せなくなってしまった。
身近なYouTuberからの注意喚起 視聴者の気も引き締まる
今回カンタは、事前にウイルスの対処法を調べていたとのことで動画後半で実演。2つのUSBメモリを使い、無事復旧に成功した。ただデータを削除するウイルスのはずが、最初に入れた坊主とギャル男時代のデータは消えず、消したい過去はそのままという微笑ましい結果に。
一方視聴者からは「ウイルスの直し方まで教えてくれてためになった」「自分じゃできないことだから見れてよかった」など、ポジティブな意見が多数。特に誰もがスマホやパソコンを使う現代、コンピューターウイルスは誰もが感染しうるもの。それをあえて、身近なYouTuberである2人が実演を交えて伝えることで、多くの人に対する注意喚起ともなった。
こういった「気になるけど自分では怖い」ことを検証してくれる水溜りボンドは、ファンにとっても心強いクリエイターと言えるだろう。