『Apex Legends Mobile』がやってくる! 新レジェンド「フェード」など独自要素を加えながら、スピード感のある戦闘やApexの”らしさ”を継承した一作に

 Electronic Artsは『Apex Legends Mobile』を5月18日0時にリリースする。本作は同社が提供する人気のバトルロイヤルFPSゲーム『Apex Legends』のモバイル版で、iOS/Androidでのプレイが可能だ。今回、リリースに先駆けて『Apex Legends Mobile』をプレイする機会に恵まれたので、新要素やプレイしてみての感想をお伝えしていきたい。

 『Apex Legends Mobile』には独自の要素がいくつか追加されており、その一つが新レジェンドである「フェード」の登場だ。先日公開されたシネマティックトレーラーでもちらりと映り込み、噂になっていた。

 ハイテク・スーツを身にまとったフェードは、そのスーツを発見した際に横取りをしようと企んでいた傭兵の集団に襲われてしまう。フェーズ技術によって転移し彼は生き延びたが、残された家族は命を奪われてしまう。フェードは家族の命を奪った傭兵に復讐を果たすことを誓い、スーツを使いこなせるように特訓しApexゲームに参加している。

 パッシブアビリティは「スリップストリーム」。スライディング終了時、一時的に移動速度が上昇する。Apexにおいて移動速度が速いことは大きなアドバンテージだ。敵を追いかける、あるいは敵から逃れる際にも便利だし、敵との戦闘中にスライディングを挟むことで被弾を減らすこともできるだろう。10秒間のクールダウンが設定されているものの、発動条件も簡単で使い勝手の良いアビリティだ。

 戦術アビリティは「フラッシュバック」。“虚空”を通じて少し前にいた場所に戻るというものだ。発動時、数秒前まで自分がいた場所に帰ることが可能というこちらのアビリティ。偵察に利用したり、少し離れた位置にあるデスボックスから物資を調達する際に利用したり、使い道は様々だ。さらに、こちらのアビリティは発動時に自信の持っている武器を自動リロードする効果もある。戦闘中、安全に弾をリロードできるという目的でも使用できそうだ。

 アルティメットアビリティは「フェーズチャンバー」。フェーズケージを解き放ち、範囲内にいるレジェンド全員を虚空に送り込む。ケージという説明の通り、虚空の檻に閉じ込めるアビリティだ。敵部隊の1人を虚空に閉じ込めて人数差を強制的に作り出したり、例えば敵のジブラルタルが放った「防衛爆撃」から味方を守ったり、工夫次第で様々な使い方ができそう。フェーズチャンバーは使用してから2秒ほど待機時間があり、虚空にいる時間は約3.5秒と短めなので、使用するタイミングが重要になりそうだ。

 本作にはレジェンドのアビリティを強化できる「パーク」が実装されている。プレイを重ねることでマスタリーレベルが上がり、その際に入手できる専用のトークンで強化が可能となる。レジェンドごとに固有のパークが用意されており、オクタンの興奮剤がオン/オフの切り替え式になったり、ダウン後でもジブラルタルの「プロテクトドーム」が使用可能になったりと、強力なものも多い。人気のパーク構成を表示して装備可能な「クイック構成」なども用意されているので、どんどんレジェンドレベルを上げて戦闘を有利に進めていこう。

 PC/CS版の『Apex Legends』はFPP(一人称視点)モードがメインで、TPP(三人称視点)モードは一部の特殊イベントを除いて基本的には用意されていなかったが、本作にはTPPモードが標準実装されている。プレイヤーはマッチングする際にどちらのモードでプレイするかを選択することが可能だ。TPPモードとFPPモードのプレイヤー同士はマッチングしないため、戦闘においての有利不利は発生しないようになっている。

 TPPモードでは壁の裏に隠れている敵を視認できるため、プレイヤーの取る戦略にも変化が出るだろう。『Apex Legends Mobile』ならではの戦闘が楽しめる変化が盛り込まれているのもファンには嬉しいポイントだ。

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