iPhone 13シリーズ、販売シェア好調でも1モデルだけ伸びず。その理由とは

iPhone 13シリーズで伸び悩んだモデルとは

 Appleの最新モデルiPhone 13シリーズは、2022年も旺盛な需要が継続している。

 3月四半期のiPhone 13シリーズ4モデルの、アメリカ市場でのスマホ販売シェアは71%にものぼる。その中で一番人気のiPhone 13は、なんと38%のシェアがあることを市場調査会社「Consumer Intelligence Research Partners」(CIRP)の最新のデータは示している。

 CIRP共同創設者のJosh Lowitz氏は「前年の同時期に、iPhone 12シリーズの売上シェアは61%でした」と述べる。つまり、iPhone 13シリーズは前年を10%上回っている。

 しかしデータは、1つのモデルの売れ行きが芳しくないことも示している。iPhone 13 miniは、販売総数のわずか3%にとどまっているのだ。iPhone 13 miniは86,800円(税込)からと、手頃な価格で最新モデルが手に入ることが売りだ。

 しかし、近年はスマホで動画ストリーミングやゲームを利用する人が増えて、ディスプレイの大きなスマホが好まれる傾向がある。そのため、少し予算を上乗せして98,800円(税込)からのiPhone 13を選んでいる可能性が考えられる。とりわけ、先進国では予算がそこまで気にならないだろう。

 また、2022年3月には廉価モデルiPhone SE(第3世代)が発表された。価格は57,800円(税込)からと格段に下がるため、予算を抑えたい層は、こちらに流れていることも考えられる。

 また、興味深い傾向も見られる。初めて5Gに対応したiPhone 12シリーズでは、買い替えのスーパーサイクルが起こったと言われた。しかし、iPhone 13シリーズでは、アップグレードする以前のデバイスを使用していた期間が短くなっているという。

(画像=Appleより)

(source)
https://appleinsider.com/articles/22/04/21/apples-iphone-13-selling-better-than-past-lineups----with-one-exception

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