昨今注目を集めるトピックである“メタバース”ではVR＝バーチャル・リアリティが欠かせない技術だ。ゲームや映画などエンターテインメントの分野だけでなく、教育や医療にまで私たちの生活に急速なスピードで浸透し、それゆえ、バーチャルとリアルの境界を曖昧にするガジェットへの期待もどんどん高まっている。

　そんな中「ユーザーエクスペリエンスを格段に向上させるデバイス」と高い期待を集めているのが、韓国先端科学技術研究所、MAKinteractが開発したSpinOcchioというコントローラーだ。このコンパクトなハプティックコントローラーを使うと、メタバース上のデジタルオブジェクトに触ったり、感触を得たりすることができるという。

　触覚のVR上での再現を目指したSpinOcchio。回転ディスクとピボットディスクで指先の皮膚の滑りの感覚を再現し、2本の指で挟んだ時の、仮想オブジェクトの厚みとそして滑りを感覚を蘇らせることができるという。

　米Gizmodoはこのコントローラーについて、「VRの陶器づくり体験だったら、従来のコントローラー、ジョイスティックを使った時よりもはるかに本物に近い仮想体験になるのでは」と推測している。

　SpinOcchioコントローラーは、4月下旬にニューオーリンズで開催される2022 Computer-Human Interaction conferenceで発表される予定だ。

（画像＝MAKinteractのYouTubeより）

（Source）
https://nypost.com/2022/04/15/metaverse-controller-lets-you-touch-objects-in-virtual-reality/
https://www.youtube.com/watch?v=yZHIUnK6DFY