『今日好き 卒業編2022』3話ーー「自分最悪だな」あやのが号泣した理由とは……

あやの、かいゆう&れおんの“フライング告白”に号泣?

 対して、女子の注目メンバーは、あやの(増田彩乃)。2日目夜に、かいゆう(千葉海宙)から電話で呼び出されると「オレはあやのが好き」と早くも好意を打ち明けられる。いわば“フライング告白”のような時間だ。

 かいゆうは、かつて『向日葵編』で出逢って以来、あやのの存在を意識してきたという。だが、彼女自身はかいゆうが喋りやすい間柄だからこそ「ずっとお友だちの気分が強いなって」と、かいゆうの並々ならぬ想いには気づいていなかったようだ。あくまで、かいゆうがここから巻き返す可能性を認めつつも、傷つけないように、遠回しに……。あやのはすでに意中の男子がいる旨を伝えていく。現状では望み薄なことは、かいゆう自身も察しているようだ。「こんなに緊張してるかいゆう、初めて見る」と、時折に静かな時間と物悲しい雰囲気が流れる。

 その後、「勝手に友情感覚でずっと、昨日も接してたな」「自分最悪だなみたいな」とかいゆうとの2ショットを終えて、れおん(丸田怜音)を聞き役にほとんど号泣手前で振り返るあやの。この場面は正直、れおんにとって不利なものだろう。なぜなら好意の有無はともあれ、相手が別の男子との関係性に悩みを抱え、そこだけに意識を集中しているわけだ。何なら号泣もしているこの状況下では、どう考えても自身のアピールはしにくいはず。会話の話題が必然的に狭まるのも確実である。

 それでも、れおんはその空気を押し切った。結果的に、かいゆうに間接プッシュされる形とはなったが「今日、改めて、好きです」と、負けじと“フライング告白”を披露する。とはいえ、意中の女子が悩むタイミングで、その話を聴くだけに徹しなかったところが、やや気になったこの2ショットでもあるか。あくまで彼らの恋の正解・不正解はわからないのだが、最終話を見ればその影響度合いも振り返ることができるだろう。第3話で生まれた2組の三角関係の行く末はいかに。

 なお、恒例の“イルミネーションくじ”の結果、今回の告白は男子から行なわれることが決定。前回までの『花梨編』『蜜柑編』と、ここ2回連続で同様の結果なだけに、女子からのキュンとする告白もそろそろ待ち遠しくなってきた。

【場面写真】『今日好き 卒業編2022』3話ハイライト(全13枚)

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