エストニアの歩道で配達ロボットが雪に阻まれ立ち往生 「なんだか愛らしい」と話題に

 バルト三国の1つ、エストニアの歩道で、数台の配達用ロボットが雪により立ち往生する様子が、SNSに投稿された。これを見たユーザーからは、「なんだか愛らしい」といったコメントが寄せられている。

Starship Technologiesより

 このロボットは、米国のスタートアップ企業、Starship Technologiesが開発した6輪の配送用ロボットで、2017年に初公開された際、米国、英国、そしてエストニアの歩道で走行テストすることを計画していた。車を利用することの多い従来の配達業に代わって、いわゆる「ラストワンマイル(※)」の配達を担うものと期待されている。

(※)流通の最終拠点から、顧客までの区間

 車道ではなく、歩道を歩行者と同じ速度で走行するよう設計されており、短いルートでの運用に適しているようだ。たとえば小売店やレストランから買い物かごサイズの荷物を集荷し、近くに住む顧客に運ぶことなどが想定されている。自動車よりも低速、かつ軽量であるため、歩行者や他の車両への危険性が少ないのは安心だ。

 ただし現時点では、荷物のパッキングは人間が行う必要があり、充電やメンテナンスなども人の手で行わなければならない。また米画像共有サービス、Imgurには、7台の配達ロボットたちが雪の中で立ち往生している動画が投稿された。積もった雪にタイヤがはまり、進めなくなってしまったものと見られる。悪天候の中での配達も、彼らにとっては今後の課題となりそうだ。

imgurより
imgurより
imgurより

 それでも、小さくて安全性の高い、小回りの利く配達ロボットは、今後の物流を担う存在となるかもしれない。

(画像=imgurより)

〈Source〉
https://www.autoevolution.com/news/an-inch-of-snow-proves-too-much-for-six-wheeled-delivery-robots-amusement-ensues-176050.html
https://imgur.com/gallery/AsRZIrb

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