2021年に最も利用された絵文字第1位は? 定番からコロナ禍を反映したものまで

 絵文字を標準化する非営利団体、米ユニコード・コンソーシアムの調査で、2021年に最も多く利用された絵文字が明らかとなった。同団体によれば、現在絵文字は3663種あり、インターネットユーザーの92%が利用しているとのことだ。

 世界で最も多く使われている絵文字トップ10は、以下のようになっている(左から1ー10位)。

2019年:😂 ❤️ 😍 🤣 😊 🙏 💕 😭 😘 👍

2021年:😂 ❤️ 🤣 👍 😭 🙏 😘 🥰 😍 😊

 1位に輝いた「泣き笑い顔😂 」は、絵文字全体の5%以上を占めるほど、圧倒的利用率を誇っているようだ。米国では、この絵文字がZ世代から“時代遅れ”と揶揄されるなど、苦境にありがならも見事1位の座を守り抜いた。続く2位は「赤いハート❤️」、3位は「笑い転げる顔🤣」など、トップ10のうち9つは2019年にもランク入りしている常連ばかり。おなじみの絵文字が続く中、唯一の新顔が8位の「ハートの笑顔🥰」で、前回7位の「2つのハート 💕」を押しのけてランク入りを果たした。全絵文字中、トップ100が利用率の82%を占めているとのことだ。

 トップ10外を見てみると、ひと昔前に“ぴえん顔”として人気となった「訴えかける顔🥺」の絵文字が、2019年の97位から14位と大躍進を遂げている。ちなみに海外でこの絵文字は、悲しみよりもおねだり顔としての意味合いが強いようだ。そのほか誕生日や結婚などのお祝いメッセージに利用されることの多い「クラッカー🎉」も、ランクを大きく上げ11位につけている。コロナ禍を連想させる絵文字「庭付きの家🏡」や「注射器💉」なども順位を上げているが、それ以上に「ショッピングカート🛒」が700位台後半から100位台にまで大幅にランクアップしているのが印象的だ。

 ユニコード・コンソーシアムのページでは、カテゴリ別ランクや、2019年とのランク比較なども見られるので、興味のある方は見てみてほしい。

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(画像=ユニコード・コンソーシアムより)

〈Source〉
https://home.unicode.org/emoji/emoji-frequency/

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