上海の空港で、7トン以上の偽造ポケモンカードが押収される
中国のビジネスニュースを扱うメディア『Yicai Global』は、11月23日、「上海浦東(シャンハイ・プードン)国際空港にて、7.6トン以上の偽造ポケモンカードが押収され、ここ最近では最大の偽造の1つだ」と報じた。航空機はオランダ行きのもので、偽造されたポケモンカードをヨーロッパ各国へ販売しようとしていたようだ。
同メディアがTwitterに投稿した動画を見ると、高く積み上げられた数十にもおよぶ輸送用ボックスに、偽ポケモンカードのブースターパックが詰められているのが確認できる。捜査員が1つの箱を取り出して確認すると、パックにはポケモンのロゴの下にスペイン語でトレーディングカードゲームを意味する「Jeugode Cartas Coleccionables」の文字が書かれている。
さらにブースターボックスの外側にはリザードン、タチフサグマ、エルレイドのイラストが確認できることから、これは昨年11月に発売された「Vivid Voltage」のパックであるようだ。巨大ピカチュウをあしらった「ピカチュウVMAX」や、新しいレアリティである「アメイジングレア」のカードが追加されたことが話題となった弾だが、内部のカードまで再現されているかどうかは定かでない。
新型コロナウイルスでの自粛ムードも手伝って、昨年からポケモンカード人気が再燃しており、一部のレアカードは数千万円で取引されるほどだ。今回の犯行も、その需要を狙ったものと見られている。カードの所有者などの詳細は明かされていないが、果たしてどんな人物、または組織の犯行なのだろうか。
(画像=Yicai GlobalのTwitterより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://twitter.com/yicaichina/status/1463066007967354883
https://www.dicebreaker.com/games/pokemon-trading-card-game/news/pokemon-tcg-chinese-fakes-airport