『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』鈴木愛理演じる“悪女”の魅力 高圧的な態度に隠された弱さ

『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』4話

 祐介は、そんな一花の“鎧”をぶち壊し、本当の彼女を見つけ出した。そして、「本当の力を出し切らずに負けたなら、まだやれる」と訴え、契約まで漕ぎ着ける。だが、一花の所属していた事務所が、「何が何でも潰してやる」「彼女が成功することはない」と話していたと智美から聞いた健吾は、手放しで喜べない。「今すぐ断るべき」と言う健吾と、一発逆転を企む祐介の間には、溝が生まれてしまう。

 「FIND VALUE」を設立した時は、大胆な祐介と慎重な健吾のバランスが上手く取れていた。祐介が暴走しそうになった時には、健吾がストップをかける。反対に、健吾が一歩踏み出せない時は、祐介がアクセルを踏んできた。2人だからこそ、ここまでやって来ることができたはずなのに。お互いに焦りを抱えているせいで、歯車がずれていく。

 一花と契約を結ぶ問題に関しては、現状どちらが正解か分からないのが苦しい。会社は学校とはちがうシビアな世界だからこそ、“過程”は見てもらえない。大事なのは、“結果”だけなのだ。ビジネスが成功してようやく、そこまでの“過程”が成功になる。

 祐介と健吾にすれ違いが生じたのは、どちらも会社を大事に思っているからこそのことだ。「いまのお前にはついて行けない」と言った健吾に、「いまの俺について来れない奴は邪魔なんだよ」と返してしまったのも、売り言葉に買い言葉だったのだろう。だが、祐介のその一言で、2人の間に生じた溝は、より深まってしまったのかもしれない。

 「もっと上手くいくと思ってたのに、大事なものがなくなっていく……」と呟いていた祐介。健吾という大切な仲間まで、手放してしまっていいのだろうか。さらに追い討ちをかけるように、祐介に試練が訪れる。唯一の頼みの綱だった一花に、薬物使用疑惑が浮上。「一緒に仕事できなくなった」と連絡が届く。絶望を感じた祐介の前に、車が……。不穏続きの祐介は、一体どうなってしまうのだろうか。

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■会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編
放送日:毎週木曜夜10時~
放送URL:https://abema.tv/video/title/90-1567

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