『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』野村周平が三浦翔平に下克上 2人が演じる“できる男”の闘いに注目

 人の下で働くのではなく、人の上に立つーー。そんな生き方を目指す人は後を絶たず、日本国内では年間12万件以上の新企業が誕生しているらしい。成功すれば、巨額の富を得ることができるかもしれないが、失敗したら保証がない。かなりリスクが大きい賭けである。それでも、“何者かになる”ために奔走しているのが、ABEMAオリジナルドラマ『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』の主人公・祐介(野村周平)だ。

 21日に放送された第1話では、祐介が事業を立ち上げ、大きな壁にぶち当たるところまでが描かれた。大学生のビジネスコンテストで優勝し、祐介は壇上で「学校だと、1位じゃなくてもビリでも、オンリーワンだと褒めてくれる。でも、世間はそうはいかない。なぜなら、会社は学校じゃねぇんだよ!」と啖呵を切る。ちなみに、「会社は学校じゃねぇんだよ!」というのは、前作『会社は学校じゃねぇんだよ』(2018年)の主人公・鉄平(三浦翔平)の名台詞。どうやら、祐介は鉄平に憧れているらしい。かつて鉄平が、ビッドバレーエージェントの沢辺(豊原功補)の本に影響を受けたように。祐介も、鉄平が書いた本「渋谷でたたかう社長の記録」を読んで、夢を持ったのだろう。 

 その夢を叶えるために、祐介は仲間の健吾(佐野玲於)とともに“ファインド バリュー(=価値を見出せ)”を設立する。消費者に対して直接商品を販売する「D2C事業」を始めることにしたのだが、どうも資金繰りが上手くいかない。そこで、サイファークリエーションの社長である鉄平に、「3000万円出資していただけませんか」とプレゼンをすることになった。祐介は、成功するためならば手段を選ばない。たとえ、周囲から“イタい”とバカにされる行動だとしても、「イタさと才能は紙一重で、イタさが才能になることだってある」と堂々と立っている。実際、鉄平にプレゼンをするチャンスも、恋人である智美(藤井夏恋)を使い、手にしたものだった。

 「使えるものは、なんでも使え」というのは、よく聞く言葉ではあるが、普通の人間からすると、なかなか実践しづらいもの。相手からどう思われるのか? 迷惑だと思われたら……と立ち止まってしまう人が多いだろう。けれど、祐介のようになりふり構わない強さを持っていることが、“成功者の法則”なのかもしれない。

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