「ニカド電池を使った」「通信対戦中にケーブルが抜ける」 初代ゲームボーイの色褪せない思い出
ゲームボーイカラー専用ソフトで“下位互換”に
単四電池2本で、その名の通りポケットに入るほどコンパクトなゲームボーイポケットの登場に加え、上記したように通信ケーブルの一件により、初代ゲームボーイは肩身が狭くなってしまった。ただ、初代ゲームボーイでもソフトは関係なくプレイできたが、ゲームボーイカラーの登場によって、その最後の手綱も失うことになる。
ゲームボーイカラー発売当初はゲームボーイでもプレイできるものが多かったが、次第に“ゲームボーイカラー専用ソフト“が主流になり、完全に初代ゲームボーイは“ゲームボーイカラーの下位互換”となってしまった。
ゲームボーイを模したオモチャ
最後にゲームの話題から一気に逸れるが、ゲームボーイの形をしたオモチャを夏祭りの出店中心に頻繁に見かけた。とりわけ、Aボタンと十字キーを押すだけの簡単な操作の輪投げは、ゲームボーイを持っている人も持っていない人も関係なくプレイしたのではないか。
こういったオモチャはお風呂でもプレイできるため、“お風呂内でゲームをやる“という子どもなら誰しも夢見る願いを叶える“ゲーム機”だった。しかし、さすがに「メイドインワリオ」に出てくるミニゲームよりもシンプルな内容のため、すぐに飽きてしまった人も少なくないないのではないか。
当時は持ち運びが不便だったり、急に電源が落ちたりなど、様々な不満を抱いた。しかし、いまにして思えば、操作性からデザインまですべてが画期的だったことに気付き、初代ゲームボーイの偉大さを感じる。
(画像=Unsplashより)