「車を金ピカにしてみた」ドッキリ、なぜYouTubeの定番ネタに? 時給日本一YouTuber ラファエルも餌食に
昨年11月にチョコレートプラネットのYouTubeチャンネルの人気企画「悪い顔選手権」がバズった際、一部YouTuberの間で真似されていたが、コメント欄には評価する声が上がる一方で、チョコプラと比べて面白くないという旨の意見も多かった。「悪い顔」は、VTRに登場する芸能人たちの悪人面を品評するチョコプラのトークスキルあってこそ成立する。それとは対照的に「車金ピカドッキリ」は車を金色に染めてターゲットが驚いてくれさえすればいい。そういったハードルの低さ、再現性の高さがYouTuberから親しまれる理由の一つと言えるだろう。
もう一つの理由としては、サムネイルにした時のインパクトが大きいことが挙げられる。YouTube動画にとってサムネイルは、ユーザーがクリックするか否かを左右する重要な因子の一つだ。サムネイル一つで再生数に雲泥の差が出るため、何カットもサムネ用写真を撮影したり、動画アップロード後に再生数の伸びが悪ければ何度も画像を差し替えるYouTuberもいる。こうした“サムネ映え”を狙えることからも、YouTuberたちは金ピカの車を次々と自身のチャンネルに登場させたがる。
最近ではラファエルと朝倉未来がそれぞれのチャンネルでスウェーデン発のブランド「ゴールデンコンセプト」の運営会社社長が所有する金色のランボルギーニを登場させているし、“金持ちYouTuber”のヒカルは自身の愛車「マセラティ」を「サムネ映えさせたい」との理由から、進んで金ピカに改造している。
このように、もはやドッキリ企画に限らず、様々なカタチでYouTuberの動画でフィーチャーされるようになっている金ピカの車。今後も、メントスコーラ、スライム風呂、アルミホイル玉などと同じようなYouTubeの定番企画の一つとして、YouTuberたちから重宝されていくに違いない。