「車を金ピカにしてみた」ドッキリ、なぜYouTubeの定番ネタに? 時給日本一YouTuber ラファエルも餌食に

 YouTubeの中で定番ネタと化している「車を金ピカにしてみた」ドッキリ。その走りとなったのは、2018年10月にお笑いコンビ・さらば青春の光のYouTubeチャンネルで公開された動画だった。今回、そんな車金ピカドッキリ動画の歴史を振り返るとともに、YouTuberから愛される理由は何なのかを改めて考えてみた。

ラファエルのアルファード勝手に金に変えてみた【ドッキリ】【ラファエル】

 9月20日、“時給日本一のYouTuber”を自称するラファエルのYouTubeチャンネルに「ラファエルのアルファード勝手に金に変えてみた【ドッキリ】【ラファエル】」と題した動画が公開された。金ピカ化の餌食となったのは、ラファエルが所有する黒いアルファード。ラファエルに内緒でマネージャーがこっそり持ち出し、カーラッピング専門店に預けて、わずか1日で黄金に輝くボデイカラーに変身させていた。そして、ド派手に生まれ変わったアルファードで、仕事終わりのラファエルを迎えに行ったマネージャー。マネージャーが「おーい!ラファエル―!」と呼びかけるも、当の本人はきょとんとした表情で、何が何だかわからないといった様子。その後、状況が飲み込めたラファエルは「恥ずかしいってこんなん!」と叫び、「痛いファンかなと思った最初」と漏らしていた。

【ドッキリ】相方のバイクを勝手に金ピカに塗ってみた【さらば青春の光】

 そもそも、こうした車金ピカドッキリの元祖は、さらば青春の光の公式YouTubeチャンネルで2018年10月12日に公開された動画だった。内容は、森田哲矢が、相方・東ブクロが命の次に大事にしているという原付バイクを金色にするというもの。しかも、カーラッピングのようなヤワなドッキリではなく、カラースプレーで塗装するという本格的なものだった。この動画、YouTubeチャンネル用の撮りおろしではなく、2015年11月に行われた単独ライブの幕間VTRの転用ながら、再生回数は9月21日時点で350万回を超えている。本動画について森田は、昨年8月22日に放送された深夜バラエティ番組『ゴッドタン』(テレビ東京系)で行われた企画「YouTube芸人サミット」で「当時のYouTuberたちがこの企画をめちゃくちゃパクってた」と話していたが、事実、さらばの動画以降、同様のドッキリ動画は爆発的に増加した。

 お笑い芸人が元ネタを考えた車金ピカドッキリ動画が、なぜYouTuberから重宝されているのか? その理由を考えると、誰が動画を撮影しても、そこそこ面白さが担保されているという点が大きいように思われる。

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