イギリスの小学校でeスポーツ大会がカリキュラムに導入される 任天堂UKが協力
体験型教育のカリキュラムを提供するイギリスのDigital Schoolhouseは、Nintendo UKおよびOutright Gamesと協力して、ジュニアeスポーツ大会を小学校のカリキュラムに導入した。
昨年から試験的に行われていたこのカリキュラム。前年成功したことを受け、今年は8歳から11歳の生徒を対象に『マリオカート8 デラックス』、『Race With Ryan』、『Crayola Scoot』の新たな全国大会を開催すると発表した。
この大会は、ゲーム業界の職業体験ができる「immersive careers experience(没入型キャリア体験)」と表現されており、カリキュラム内ではコンピュータ、英語、数学、デザイン、テクノロジー、PSHE(人格的社会的健康教育)を学ぶことができると発表されている。
また、これまでのデータをまとめたジュニアeスポーツの評価レポートによると、試験的にeスポーツ大会に参加した児童は、学校での活動に積極的に取り組むようになり、84%の児童が「学校でeスポーツ大会のような授業をもっと増やしたい」という意見を持ったようだ。また、55%の教師が児童の課題達成度が通常よりも高かったと報告し、その結果91%の児童がゲーム関連の職業に非常に興味を持っていたとも報告されている。
さらにイギリスの任天堂の広報部長であるKalpesh Tailor氏は、このカリキュラムに対して「チームワーク、戦略、社会性の向上など、生徒たちに良い影響を与えていることを実感しています。またこのカリキュラムは生徒たちに刺激を与えるだけでなく、先生や親にデジタル技術がもたらす無限の可能性を知ってもらう素晴らしい機会にもなっています」と語った。
日本の教育カリキュラムにゲームが導入される日は来るのだろうか?
(画像=Digital Schoolhouse)
(Source)
https://www.nintendolife.com/news/2021/09/nintendos_bringing_mario_kart_junior_esports_tournaments_to_uk_primary_schools