制作期間なんと9年、15万個のレゴを使用したストップモーションMVが完成

 今や伝説となったスウェーデンの音楽デュオ・Rymdreglageのレゴを使用したストップモーションアニメのミュージックビデオ「8-Bit Trip」をご存知だろうか? 2人が全ての工程を手作業で組み立てながら、制作された圧巻のミュージックビデオだ。

 そんな世界に衝撃を与えたミュージックビデオから早12年。Rymdreglageは先週、約9年間という制作期間を経て「8-Bit Trip 2」を完成させた。

 「8-Bit Trip」を見てわかるように、初代の作品のクオリティも驚くほど高い。しかしRymdreglageのDaniel Larsson氏とTomas Redigh氏は、「8-Bit Trip 2」での更なるアップデートを図るため、制作期間である9年間のうち、3年をカスタムカメラコントロールリグの製作に費やし、2,000時間以上撮影したという。さらに彼らはフルタイムの仕事をしながら制作をしていたため、準備期間を合わせると10年以上の時間をこのビデオに捧げたという。

 また、これだけのレゴを集めるのも至難の技だ。Tomas Redigh氏は地元の玩具店で、1箱650個のピースが入ったレゴパックを240箱も購入し、通算156,000個のレゴブロックを使用している。数を聞いただけでも途方もない作業だということがわかるだろう。

 そんな「8-Bit Trip 2」を見ると、まさにに時間と体力、アイディアと情熱をたっぷりかけた作品だということが見て取れる。全てのシーンが手が込んでいて、何度も見てみたくなってしまう癖のあるビデオだ。更に「8-Bit Trip 2」では、『テトリス』のシーンや、「ソニック」や『ゼルダの伝説』の「リンク」などのキャラクターも登場しており、ゲーム界への敬意も伝わる素晴らしい作品となっている。

 是非伝説の前作と併せて、新たな挑戦をした意欲作「8-Bit Trip 2」をチェックしてほしい。

(画像=RymdreglageのYouTube)

(Source)
https://kotaku.com/a-stop-motion-8-bit-lego-masterpiece-nine-years-in-the-1847520838
https://www.youtube.com/watch?v=pCm1fKZGvl4&t=213s
https://www.youtube.com/watch?v=4qsWFFuYZYI

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