1分間に6330リットルの空気を清浄 Xiaomiの空気清浄機がパワーアップした理由

 中国でトップクラスの人気を誇る家電メーカー、Xiaomi。スマートフォンなどのデバイスが強いイメージがあるかもしれないが、実はXiaomiはその他にも先進的な家電で業界を沸かせている。

 今回はそんなXiaomiの家電製品の中でも人気の高い空気清浄機「Mi Air Purifier 3」を紹介していこう。近年のコロナ禍で、空気清浄機の需要は高まりつつある。中国が誇るXiaomiはどんな空気清浄機を打ち出しているのだろうか。

Xiaomiの空気清浄機の性能が向上している理由

 中国製の空気清浄機は、そもそも非常に評判がいい。理由は、中国で社会問題になっているPM2.5にも対応できるよう高性能を目指しているからだ。

 そんな中国の家電メーカーの中でもトップ企業の一つと数えられるXiaomiが空気清浄機の発売を開始したのは2014年のことだが、今年アップデートさせた空気清浄機には注目すべき点がいくつもある。

 今回のアップグレードでXiaomiが課題としたのは、「清浄機のクラシックな外観を維持しながらパフォーマンスを向上させること」である。実際、Mi Air Purifier 3のデザインは非常にクラシカルだ。直方体の柱のようなデザインで、床から3分の2ほどがメッシュのような加工になっている。

 特筆すべきは、そのパワー。以前Xiaomiが作っていた空気清浄機の適応床面積は8平方メートルだったが、Mi Air Purifier 3はなんと45平方メートルにまで拡大。これはおよそ25畳ほどの面積となる。

1分間に6330リットルもの空気を清浄する

 また、Xiaomiはあらゆる汚れをキャッチするフィルターも用意した。付属のHEPAフィルターはPM2.5 やホルムアルデヒドなどの有害物質を除去する 3 段階清浄となっており、360度の筒型で本体内に装着されている。

 第1層では髪の毛やほこりなどの大きな浮遊粒子を取り除き、第2層ではマイクロレベルの微細な粒子を除去。ここで細菌や一部の病原菌もブロックできる。第3層では、ホルムアルデヒドなどの有害物質を効率よく吸着。空気中の臭いも効率的に除去することが可能だ。

 さらに、空気をより強力に動かすことができるリアチルト遠心ファンを開発し、新しい直流ブラシレスモーターをカスタムメイド。新しく設計された加圧空気ダクトと空気グリルは、より効率的な空気の流路を形成し、清浄機の性能を大幅に向上させた。

 これにより、なんと1分間に6330リットルもの清浄化された空気を供給するのだ。

一目でわかるシンプルな操作性も魅力の一つ

 操作性も非常にシンプルなのが特徴だ。操作は正面に設置されたタッチパネルのみとなっており、タップするだけなので直感的だ。タッチパネルのデザインもシンプルで洗練されており、どのようなインテリアの邪魔もしない無駄のないデザインとなっている。

 このパネルの表示で室内の空質データ、清浄機の動作状態などがすべてて一目で確認できる。また、3 色のライトリングで、室内の空気の質がすばやくわかるのも魅力といえるだろう。

 Mi Homeアプリの利用でスマートフォンでの操作も可能となる。アプリでは自宅の空気の状態を常にチェックできるほか、リモートで電源オン/オフも可能。お気に入りモードの設定もアプリから可能で、スペースに合わせて効率よく空気をキレイにすことができる。

 Googleアシスタントにも対応しているため、お持ちのスマートAI音声コントロールを使用できるのもうれしいところだろう。

 Xiaomiの製品は高品質でデザイン性も高いのが特徴。インテリアにこだわりたい人には特におすすめしたい。そのうえ空気清浄機としてのクオリティも非常に高いといえる。空気清浄機を探している方は、ぜひXiaomiの物を取り入れてみてはいかがだろうか?

(画像=Xiaomiより)

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