ヒカル、数千万円級のMTGレアカード査定を依頼 盟友“遊楽舎の店長”とのやりとりが微笑ましい

 金持ちYouTuber”のヒカルが、物々交換で手に入れたトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」(以下、MTG)で、もっとも価値が高いとされるレアカード「ブラックロータス」を査定してもらう動画を公開した。

 ヒカルのYouTubeチャンネルで3月31日より始動している、資産家を対象とした“わらしべ長者企画”。約600万円のルイ・ヴィトン製ハンモックからスタートした同企画は、推定800万円の「ロレックス コスモグラフ デイトナ」→推定1600万円の「オーデマピゲ・ロイヤルオーク」→推定3000万円の「ベントレー ベンテイガ」と次々と高額なものへと化けていった。

【過去最高額のカード】1枚でランボルギーニ買える値段の化け物を譲り受けることになりました…

 そして8月9日公開の動画では、株式会社晴れる屋の社長で、MTGのプロ選手でもある、Youtuber・トモハッピーこと齋藤友晴氏から、ベンテイガと引き換えに、推定3000万円と500万円の「ブラックロータス」2枚を譲り受けることに成功している。ちなみに、最終目標は、10億円のものと交換し、これまでに何度も寄付を行っている病気の子どもとその家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を建てることだという。

 このほど8月16日に公開された動画でヒカルは、手に入れたばかりの2枚のレアカードを携えて、チャンネル立ち上げ初期のころから親交のある“店長”が切り盛りする、兵庫県・姫路市のカードゲームショップ「遊楽舎」へと訪れた。

 「ブラックロータス」は、MTG黎明期に登場したレアカード。「アルファ版」「ベータ版」「アンリミテッド」という3つのセットに収録されており、あまりの強力さゆえ、ほぼすべてのデッキ構築時のフォーマットにおいて使用が認められない“禁止カード”として、広く知られている。禁止カードではあるものの、その強さ、希少性から、いつしかMTGを象徴するカードとして認知されるようになり、価値が高騰。今では状態が良いモノであれば、数千万円で取引されることもざらだ。

 今回ヒカルは、「店長に(ブラックロータスを)見せてあげようかなと。こんなに高いカード、見る機会ないと思うんで。店長がきっちり査定できんのかっていうのも気になるんでね」と趣旨説明をした。

 遊戯王カードには明るい店長だが、MTGは専門外。とはいえ、長年カードゲームショップの店主をやっているだけあって、超有名カード「ブラック・ロータス」の価値を知らないはずもない。一目見た瞬間「うわ…」と眩暈を起こしたかのようなリアクションを見せた。さらに、ヒカルからアルファ版の価値が3000万円だと教えられた店長は、自分のマイホームが中古で1050万円だった説明した上で、「半分どころか、約3分の1やで!? 俺んちが! 俺んちがやで! 納得いかねぇなぁ」と嘆いていた。

 「ブラックロータス」のお披露目を終えると、店長とたわいもない雑談を始めるヒカル。両者ともトレーディングカードカード愛好家だけあって、話が止まらない。動画の最後に、店長が「これからもちょこちょこ一緒に遊ぼうね」と誘うと、ヒカルは「今日1回遊んでみて楽しかったらっすね」と、つれない態度。店長が「君、楽しくなかったらしょっちゅう俺に会いにこないだろ?」と核心をつくも、ヒカルは「店長、僕と店長の関係はこれです」と、親指と人さし指で「お金」のポーズをして照れ隠しをしていた。

 今回の企画の目的は、平たく言えば「ブラックロータス」自慢だ。そのためだけに拠点とする東京から遠路はるばる姫路までやってくるあたり、ヒカルがいかに店長を慕っているかうかがい知れる。これからも、新しい宝物を見せびらかすヒカルと、それに驚く店長という、いい年をした大人たちの少年のようなやり取りに期待したい。

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