『今日好き。向日葵編』4話ーー初めての2ショットで急接近したペアは? 旅の延長で恋の矢印がさらに複雑に……

『今日好き。向日葵編』4話レビュー

 2日目終了も目前に、メンバー4組による怒涛の2ショットラッシュが幕を開けた。うち2組は、はるひと(石川悠人)×あやの(増田彩乃)と、はやた(佐藤颯人)×キサラ(松村キサラ)。この日の“朝活”で仲を深めながらも、昼間のグループ別行動では離れ離れの時間を過ごしているだけに、話題も自然とその方向に。

 そんな心の距離のハードルを乗り越え、お互いの存在をより強く意識したのが、はやた×キサラ。はやたこそ、彼女のほかにみゆ(山崎美優)もまだ気になるようだが、キサラ側は彼一人しかもう眼中にないと宣言。すると、キサラがこれまでに恋愛経験がないことを気にしていると明かすと、今度ははやたが「俺がちゃんと決めて告白できるようにするから、それがもしキサラだったら(受け止める)キモチを固めておいてほしいかな」と、お互いの不安感を補うようなやりとりを見せた。

 一方、前述した離れ離れの時間を過ごし、やや雲行きの怪しさが垣間見られたのが、はるひと×あやの。あやのの「いくとくんがいいなと思って」という言葉は、はるひとにとって聞きたくなかったものだろう。顔に出さずとも、内心はショックを受けたに違いない。そんな彼自身もまた、グループ別行動で同じ組分けだったもか(大塚萌香)からのアプローチを受けているのだが……。

 そんな空気が変わったのは、「(あやのが)他の子と喋っていたら?」という質問に、はるひとが「ヤだ!」「めちゃ嫉妬すんねん」と即答したところ。普段は落ち着いた印象の彼が、まるで子どものように幼気な言葉遣いに変わった瞬間だ。しかも、急に声を張っただけに、あやのも思わずビクッとしたほど。序盤こそ、2人の関係性がもつれる可能性も感じられたが、最後にはあやのから「本当にあやのって言ってくれるなら、めっちゃ来てほしいかも」と、積極的なアプローチを後押しされたはるひと。2人の距離は一気に縮まっていくのか。

 ここまでの2組に対して、意外なペアといえるのが、いくと(菅生育利)×もかと、まさと(一ノ瀬将飛)×みゆの2組。どちらも初2ショットの顔ぶれだ。本来の2泊3日の旅であれば、2日目終了間際に駆け込む形で、まだあまり会話を深めていない相手を2ショットに誘うのは、なかなかリスキーかつ幸せな結果も期待しづらいもの。だが『向日葵編』の旅は3泊4日。この追加された“1日分”だけ、多くのメンバーが“まだ巻き返せる”と信じ、新たな恋にチャレンジできる勇気を自身のなかで育んでいるのだろう。実際に、もかがいくとに向けた「もしよかったら考えてほしいな」という発言からは、本人たちがまだ時間の猶予があると感じていることを読み取れる。

 また、まさと×みゆはグループ別行動で別々ではあったが、お互いに第一印象で“話してみたい”と考えていた上に、みゆは「結構、まさとくんのことを考えていたかも」と、グループ別行動当時の心境を振り返る。これには、いままで笑顔の少なかったまさともニッコリだ。その後、お互いの好きな異性のタイプも似ていることがわかると、まさとの方から「いま話してみて、すごくかわいいなって思った」とストレートにアプローチ。みゆは「やだ〜! そういうのダメだよ」と、思わず2トーンほど声を高くしながら照れを隠せない。

 そんなニヤケっぱなしのみゆは、3日目にかけたキーパーソンとして、ここからますます存在感を強めていく。ここではなんと、いくとが登場し、まさとと代わる形で2ショットに。序盤から単刀直入に「いまみゆちゃんが気になっていて、好きなところを言おうかなって」と切り出すと、喋りやすく、言葉の最後によく“ふふんっ”と、かわいく息を漏らしながら笑うところなど、思わずみゆ自身が感心してしまうほど詳細に観察されたポイントをピックアップ。そこから、明日の2ショットも約束したところで、この場を終えたのだが……。

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