『今日好き。向日葵編』3話ーー「気になるっていうか“好き”。ブレることはない」誰よりも早く告白相手を決めたのは?

『今日好き。向日葵編』3話レビュー

 『向日葵編』2日目午後は、2組でのグループ別行動に。グループ分けの方法は、砂浜に埋められた花を引き、赤色と青色のどちらのリボンが出てきたかで決めるという“花くじ”。今回は、はやた(佐藤颯人)、いくと(菅生育利)、あやの(増田彩乃)、しいな(柚来しいな)、みゆ(山崎美優)の5名が、昔ながらの水牛車で離島観光。はるひと(石川悠人)、かいゆう(千葉海宙)、まさと(一ノ瀬将飛)、もか(大塚萌香)、キサラ(松村キサラ)の同じく5名が、最新マリンアクティビティを楽しむこととなった。

 まずは“水牛組”から。この場面でついに奮起したのが、いくと。継続メンバーながらも、ここまでなかなか目立った成果をあげられていない彼が、念願のあやのとの2ショットを獲得。どうやら2人は、食事の際に隣に座るだけの“ごは友”の仲に落ち着きそうであったが、それを危惧したいくとが「どんなところ好きがを言います」「だいぶ気になってます」と、自身を一人の男子として見てもらいたいと積極的にアピールした。

 水牛車から降りると、今度ははやた×あやのと、いくと×しいなが2ショットに。はやたは第一印象でこそあやのを意識していたが、現在は彼女の近況報告を求めるのみ。あくまで「話しやすい」と、“コミュ力”が高い者同士での会話を楽しんでいるようだが、何かまだ見えない意図もあるのだろうか。なお、あやのは“朝活”を共にしたはるひとと離れ離れになりながらも、自分自身は“水牛組”で過ごす時間を満喫しているとのこと。それが逆に、彼に対して好意ではなく、“気になる”止まりの関係性にあることを裏付けるようだとも口にしていた。このまま恋に発展しない可能性もまたありえるか。

 いくと×しいなの方でも、やや複雑な関係性が見え隠れする。しいなは「1日目で緊張してて何も話せなかった」と、第1話でのいくととの2ショットにリベンジ精神を見せるも、肝心の彼はあやのとみゆを気になっている様子。またしても想いのすれ違いだ。ただ、いくとが自身に掛ける一言一言にわかりやすく歓喜するしいな。最後には彼の提案から、自身の特技である書道の腕前を、砂浜に木の棒で披露する場面も。その直前には逆に、野球を得意とするいくとが、今回の旅にもボールとミットを持参していることから、一緒にキャッチボールがしたいとも匂わせていたしいな。残り2日で、その願いを叶えられるか。

 一方の“マリン組”では、エメラルドグリーンに透き通る海でサップをしたりと、誰もが羨むような時間を満喫。体験後には、会場に浮かぶベンチに腰掛けてフリータイムを過ごす。その際には、もかがはるひとを自身の隣の席に呼び寄せたのだが、これを少し不満げな面持ちで横目に見ていたのが、彼女を慕うかいゆう。そのまま、もかがはるひととの2ショットで席を離れると、とにかく苦い表情を隠せない。

 ただ、ここでの三角関係において、はるひとはいわば“追われる立場”。かいゆうにとって、同じ男子で“追う”立場のライバルはいないだけに、立ち回り方が難しいのもあるだろう。しかしながら、現時点で大切なのは、もかよりも先手を打って、彼女にアプローチすること。その積極性をいかに発揮できるかがカップル成立のカギとなるだろう。

 さて、はるひと×もかの2ショットでは、もかがはるひとを気になる理由について「苦手だと思うことにもポジティブに向き合っている」と語るなど、高校1年生とは思えぬ分析眼を垣間見せる。すると、記念撮影の途中、後ろからゆっくりと人影が。その正体はもちろん、かいゆう。「もかと話していいですか?」と、今度は彼女を奪いにやってきたのだ。

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