Activision Blizzardセクハラ賃金不平等問題、社員がストライキを予定 CEOは謝意を表明

 先日から話題になっているActivision Blizzard社のセクハラ問題。Activision Blizzard社内での男女差別やセクハラを従業員が訴え、カリフォルニア州公正雇用住宅局(DFEH)が2年間の調査を行いActivision Blizzard社を提訴した。こちらはゲーム業界で大きなニュースになっており、現地時間7月28日に、Activision Blizzard社の従業員が、Activision Blizzard社の社外で大規模なストライキを計画しているという。

 当初ActivisionBlizzard社は、DFEHが提出した報告書に対し、「歪曲されている」という声明を発表したが、従業員たちがストライキを計画したところ、CEOのBobby Kotick氏は「会社の行動は非常に無神経なものであった、安全な環境を作るために、人事異動や、ダイバーシティに基づいた採用などの行動を迅速に実施する」と返答している。

 現在社員からの署名は2,000以上も集まり、ストライキを行うActivision Blizzard社の従業員は、仲裁条項の変更、ダイバーシティのための採用方法の変更、社員の昇格や昇給におけるデータの開示、会社のリーダーシップを監査する第三者の採用など、幹部に求める要求をいくつか掲げている。ストライキはコロナの影響を考慮してBlizzard敷地内には入らず正門前で行うとのこと。直接参加できない社員は「#ActiBlizzWalkout」のハッシュタッグを利用してSNS上で抗議活動を行うそうだ。

(画像=Activision Blizzard

(Source)
https://realsound.jp/tech/2021/07/post-823467.html
https://investor.activision.com/#ir-reports-filings
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-07-27/blizzard-employees-call-for-strike-after-discrimination-lawsuit

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