新宿東口「3D巨大猫」の裏側が明らかに 猫の生態を踏まえ細かくシミュレーションされたメイキングが公開

 オムニバス・ジャパンが手掛けた、今話題の『クロス新宿ビジョン』3D巨大猫のメイキングカットが公開された。

公開されたメイキングカット

 公開したメイキングカットは、立体的に見える角度の検証や、猫の生態を踏まえた目(瞳孔)のサイズの検証、『クロス新宿ビジョン』の周囲の光源からの反射など細かくシミュレーションを行った中での一コマ。

 3D巨大猫は、150m2超級の大型ビジョンの圧倒的なインパクトと愛くるしい猫のしぐさや表情で、7月1日のプレ放送よりSNS等で一気に広がりを見せた。日本国内だけでなく、海外メディアでも多数取り上げられている。さらに、ミニチュア版『クロス新宿ビジョン』が制作されたり、漫画化されたりと「新宿東口の猫」をきっかけとした新たなトレンドも生まれている。

 本作は、オムニバス・ジャパンのエグゼクティブクリエイティブディレクターの山本信一が、『クロス新宿ビジョン』の湾曲したフォルムを活用したユニークな3Dコンテンツを、『クロス新宿ビジョン』のある、「クロス新宿ビル」を所有するクロススペースからの依頼を受け、企画。

 山本は、メディアアーティストとしての顔ももち、クリエイティブレーベル「superSymmetry」の中心メンバーとしても活動。これまで国内外で作品を発表している。
新宿の街を舞台に開催されるアートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ」では2013年から参加し、ネオンと街の喧騒、情報量のあふれる新宿の街頭ビジョンで、発光する色面のような作品を展開したり、伝統文化との映像コラボレーション作品を多数のビジョンで同時に発表したりしてビジョンと街の関わりをアートを通じて提案した。

 また、リアルな猫の表現は、アジア全域版アカデミー賞である「第12回アジア・フィルム・アワード」で最優秀視覚効果賞を受賞した映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』で、CGの主役である黒猫と虎のCGスーパーバイザーを担当した経験を持つ、青山寛和を中心としたチームで手掛けた。音楽は、保護猫の活動も行う、音楽家のIntercity-Expressが担当。新宿の街の特性と、猫の習性を知り尽くした猫好きのスタッフが集結して、新宿の街を見守り、街行く人が思わず足を止めて、いつまでも見ていられるような猫を目指しましたという。

<スタッフリスト>
企画制作:オムニバス・ジャパン
クリエイティブディレクター:山本 信一
プロデューサー:加賀美 正和
CGスーパーバイザー:青山 寛和
アニメーションスーパーバイザー:秋田 雄介
アニメーター:平松 達也
リギングアーティスト:山崎 崇
ルックデブアーティスト:西田 隆志
ライティング&コンポジットアーティスト:中江 昌彰
デジタルアーティスト:川島 優人
デザイナー:堅木 ゆり子
サウンドデザイン:Intercity-Express
プロダクションマネージャー:岩田 亜衣理

【クロス新宿ビジョン概要】
所在地   : 新宿区新宿3-23-18 クロス新宿ビル屋上
放映時間  : 7:00~25:00(17時間放映保証)※24時以降無音放送
画質    : 4K相当
画角    : 16:7
サイズ   : 154.7m2(H 8.16m × W 18.96m)
画面仕様  : 6ミリピッチLED SMD仕様
放映開始  : 2021年7月12日(月)
ウェブサイト: https://vision.xspace.tokyo/
Twitter   : https://twitter.com/xspace_tokyo
ライブカメラ(YouTubeチャンネル): https://www.youtube.com/channel/UC8cnCaq-MquhsebMer9A9rQ

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