フライト中にパイロットが窓を開けるとどうなる? 検証動画がInstagramで話題に

 航空機の飛行中にパイロットが窓を開けたらどうなるのか。実際に検証した様子を記録した過去の映像が、Instagramで話題となっている。

 2020年1月にこの動画を投稿したのは、YouTubeユーザーのPapa Kilo氏。それをInstagramに11万のフォロワーをもつ編集者、Jason McDowell氏が取り上げたことで、再び注目を集めることとなった。

 Jason McDowell氏は昔、パイロットの友人からこのような話を聞いたという。「6,000フィート(高度1829m)を250ノット(時速463km)で飛行しているとき、テストとして窓を開けたが、コックピットには微風さえ起こらなかった。騒音レベルは非常に高かったが、紙の1枚が吹き飛ぶことすらなかった」。そしてその友人は、「火山灰などで視界が妨げられた際には、窓を開けて直接前方を確認することが、安全に着陸するのに最適な方法かもしれない」と意見を述べたという。

 それを聞いてからJason McDowell氏は、このテストを記録した映像を探していたといい、今回Papa Kilo氏の動画にたどり着いたようだ。米ボーイング社が制作した映像には、飛行中のボーイング777の窓を開ける様子が記録されており、友人の説明通り、騒音レベルはかなり高いが、寄りかかって窓の外を確認することが可能なようだ。

くるくるとハンドルを回して窓を開けたあと、前方を確認している|Papa Kilo YouTubeより

 投稿を見たユーザーからは、「航空機のフロントガラスの設計者は、このような状況も計算に入れているんだと思う。クールだ」「そんなことが可能だなんて知らなかった。良い投稿」といったコメントが寄せられた。

(画像=Papa Kilo YouTubeより)

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://www.youtube.com/watch?v=bTYT7ERrw_U
https://jalopnik.com/heres-what-happens-when-a-pilot-opens-an-airliner-windo-1847222625

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