プログラミング教材の問題点と、それを軽やかに飛び越える任天堂のすごさ

 プログラムを構築しながらゲーム画面を操作できるので、追加したプログラムによってゲームがどう変わるのかをチェックして作業を進めることもできる。「ノードンを繋ぐ」→ゲーム画面でチェックする」を繰り返しながらゲームづくりが進むので、「他のプログラミング教材はすぐに飽きてしまった」という子どもでも、楽しさを感じながら学習を進められるはずだ。

 『ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング』は子どもが熱中してプログラミングを学べるソフトだが、ゲームを終了すれば学習も終わってしまう。しかし、「ノードンふりかえりカード」を使えば、ゲームをプレイしていなくても各ノードンの機能や使い方を復習できる。

 「このノードンは今日使ったやつだ」「このノードンはどんな機能だったっけ?」のようにカードを見ながら使い方を学べるので、次回ゲームをプレイする際によりスムーズにプログラムを構築できるようになる。

 ただし、「ノードンふりかえりカード」はダウンロード版にはセットされないので注意が必要だ。パッケージ版には附属されているが、もしダウンロード版を購入するのであれば、「ノードンふりかえりカード」を単品で注文しよう。

■横井(合同会社スイフィット)
WEBライター。「文章の力で行動のきっかけを与えたい」をモットーに文章を執筆。小学生と幼稚園児の子どもを持つ父でもあり、最近は遊びと仕事が混同してきている。

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