テレワーク向けガジェットも買い替え時期。お金をかけてもそろえたい「困りごと」を解決するアイテムは?

 昨年4月、コロナ禍の緊急事態宣言による外出自粛で本格化したテレワーク。今年度で在宅勤務2年目を迎えるビジネスパーソンは、家の中での仕事環境も整ってきたことだろう。

 しかし突然訪れたテレワークへの切り替えに「とりあえず買っておくか」と在宅ワークで必要なものを一気に揃えた人も多いのではないだろうか。取り急ぎ買い集めたガジェットが自分に合わず「パソコン周りの環境が悪い」「肩こりがひどい」「どうも集中できない」など在宅ならではの、さまざまな困りごとが多く聞かれるようにもなっている。

 この記事ではデスクやチェアの次に机の上にそろえるアイテムの中から、筆者が実際に使って効果を実感したものを中心に紹介したい。「その商品は以前から知っている」「何度も聞いたことがある」ガジェットもあるだろうが、それだけ多くの在宅ワーカーが使用し高い評価を得ている、いわば「神ガジェット」だ。

 毎日使う道具なだけに、選び方は困りごとの解決と仕事の効率を大きく左右する。参考にしていただければうれしい。

肩こりや腱鞘炎を防ぎたい

 何はともあれ最初に購入してほしいガジェットはトラックボールマウスである。一度使ったら、その快適さゆえにやめられない人が続出している。

logicool.co.jpより

 筆者は2017年の発売当初から「ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール MX ELGO」を使用している。机の上でマウスを動かさず、ボールを親指でころころと動かすだけでPCのカーソルを移動できる。指のそばに「戻る」「進む」のボタンがあり、ブラウザの「戻る」ボタンに移動する必要がない。作業効率は格段に上がる。本体の角度を2段階で調整でき、手で包み込むように操作することで腕が固定され、長時間の作業でも手や肩の負担にならない。

logicool.co.jpより

 デメリットはサイズが大きいため持ち運びには不向きな点。価格も1万円前後とマウスとしてはやや高めの設定だ。価格重視の人には、機能を簡略化して5千円前後で販売されているモデル「M575」がおすすめ。

logicool.co.jpより

 テレワークの場合、ノートパソコンを使う人がほとんどだろう。しかしその場合、キーボードを自分の手にフィットした別のものの使用をすすめたい。文書作成やメール返信など入力作業が長ければ長いほど、体への負担が楽になるのだ。ロジクールのワイヤレスキーボード「K750」は本体の厚さ7.5ミリとスリム。奥から手前に向かって傾斜があり打ちやすい。キーは中心部がわずかにくぼんだ凹型で、指にフィットしやすくできている。キーピッチは十分で、手が大きい筆者でもミスなく打てる。また表面上部がソーラーパネルになっており、太陽光でも室内光でも使用可能で電池切れの心配がない

pfu.fujitsu.comより

 会社でデスクトップPCを使い、キーを深いストロークで打つ人にはHHKBの「プロフェッショナルハイブリッド タイプS」が高評価。独特のキー配列と、7千円前後の「K750」と比べ価格がかなり高め(35000円前後)でも問題ない人は検討する価値があるだろう。

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