学生の助けとなるのか? 学割まとめアプリ「GAKUWARI」が登場

 「学生の特権」。その代表格が「学割」だろう。学生証を提示すれば値段を割引してもらえる。学生にとってこれ以上ありがたいサービスはない。しかし、学割があると周知されているのはテーマパークや定期券くらい。一軒一軒のお店が学割を行っているかどうかを知る術はなく、「あったらラッキー」程度の気持ちが強かった。

 そこで登場したのが学割まとめアプリ「GAKUWARI」だ。東京都内を中心に約700件の学割が掲載され、位置情報を元に近くの学割を検索可能。娯楽、飲食、教育などジャンル別に学割が紹介されている。事前登録者は1,000人を超え、満を持して4月29日にリリースされた。

 現在最も学割が掲載されているジャンルは「娯楽」。カラオケ、映画館など定番スポットが並ぶ。一方、プラネタリウム、記念館、美術館など知らなかったスポットの学割情報も掲載。学割がいつもと違う世界を体験するきっかけになりそうだ。

 次に掲載数が多い飲食店の学割は、ラーメン店、居酒屋、タピオカ屋など。学生の利用頻度が高い、渋谷、池袋、高田馬場のお店が豊富だ。学割を目的に店へ足を運ぶ学生の存在が、コロナ禍で厳しい経営を強いられている飲食店の支えにもなるだろう。

 個人的に意外だったのは「サービス・リフォーム」のジャンル。iPhone修理の学割まで掲載されているのだ。保証に入っていてもiPhoneの修理費用は意外と高い。「修理費用が高いから」という理由で、バキバキのiPhone、通称「バキフォン」を使い続けている学生もいる。しかし、学割が利用できると修理へのハードルが一気に下がる。Apple公認店舗ではないが、この学割を利用してバキフォンを卒業する学生が一人でも増えることを願う。

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