『FINAL FANTASY VII REMAKE』におけるプロファイリング 詳細な処理負荷の回避と最適化に向けたワークフロー
レベル最適化
ここからの解説はゲームプログラマーの田原篤史氏が担当。
FNameの初期化
TMapのシリアライズ回避
DataTableの独自シリアライズ
カットシーン開発環境
シーケンサー分割
するとカットシーンをロードするタイミングを厳密に気にする必要がなくなった。
しかしシーケンサーそのものを分割する手法は実装のコストが想定外に高かった。
リソースを軽く参照できるようにすれば、分割せずにリソースのロードのみで対応できた(UE4.23から導入されたAnimation Streaming機能の利用を検討したい)。
背景表示の切替によるヒッチ対策
カットシーンによっては1フレームで表示が切り替わってほしい場合もある。それには切り替わったタイミングでは1フレーム、そうでないタイミングではフレームを分散させるようにした。約4400のアクターの切り替えが必要なカットシーンで、273msから115msに改善した。
■真狩祐志
東京国際アニメフェア2010シンポジウム「個人発アニメーションの15年史/相互越境による新たな視点」(企画)、「激変!アニメーション環境 平成30年史+1」(著書)など。
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