『今日好き 鈴蘭編』最終話ーー「“気になる”から“好き”にはなれなかった」最終告白が予想外すぎる展開に
最後に告白するのは、みるき(雨宮未苺)とくるみ。相手はもちろん、ひろむだ。先攻はみるき。「出会った時から、ず〜っとめちゃくちゃ大好きです! これからもぴょんたんの笑顔をず〜っと近くで見させてください!」と、姉・ゆずは(雨宮由乙花)から伝授された“恋の魔法”を掛けるべく、胸の前で大きくハートマークを作る。後攻・くるみも「(さっきの)手紙でも伝えたと思うんだけど、今からちゃんと言葉にして伝えるので聞いてください」「カップルになったらしたいこととかも、これからひろむくんと一緒にたくさんしていけたらいいな」と、真面目な表情を崩さずに全力投球した。
そんな2人を前に、張り詰めた面持ちで動かないひろむ。ようやく「顔を上げてください」と告げると、まずはみるきの“一途さ”に感謝を示しながらも、「でも、昨日の夜に話したキモチと変わることはなかったです」と切なすぎる一言が。その後、残されたくるみには、共通の趣味に惹かれ、先ほどのサプライズプレゼントもうれしかったと語る。
これはいつも通りにカップル成立のパターンか……と想像した矢先、「でも、この3日間の間で、気になる人から好きな人に変えることができませんでした」と、思わず天を仰いでしまうような一言が。やはりネックは、“素を晒せなかった”問題か。とはいえ「こんなに一途に想ってくれてるのに、気持ちに答えられなくてすみませんでした」と謝罪されては、もはや掛ける言葉もない。ひろむにとって、2泊3日では恋愛のスタート地点には立てなかったという結果になった。
救いだったのは、告白後のみるきが「ふぇ〜い、フラれてしまいました」と、気が抜けるような間抜けな鳴き声を上げたラストシーン。「頑張れたんですけど、キモチが重かったのかなって」としつつも、「元気にいっちゃいましょう! 次の旅、頑張るぞ〜!」と気丈に振る舞い、「今日好き最高!」「香川県、うどんうまい!」と、最後にはロケ地への感謝さえ捧げていた。終盤の緊迫感はなかなかだったが、自身の恋活と番組の盛り上がりを両立させた上で、最後まで場を和ませてくれたみるきは、本当にこの旅の功労者だと思います。
■一条皓太
出版社に勤務する週末フリーライター。ポテンシャルと経歴だけは東京でも数少ないシティボーイ。声優さんの楽曲とヒップホップが好きです。Twitter:@kota_ichijo
■番組概要
『今日、好きになりました。鈴蘭編』
配信日時:毎週月曜夜10時~
配信チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
配信URL:https://abema.tv/video/title/90-1513
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