350年前の絵画にiPhoneが描かれている? Apple CEO・クック氏が言及
160年前の絵画に登場する女性が、iPhoneを持っているように見えると数年前にSNSで話題になった。
1860年にオーストリアの画家、フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラーによって描かれた『The Expected One』には、女性が手元を見つめながら小道を歩く様子が描かれている。これがiPhoneに夢中になる現代の若者のようだと指摘され、絵画は一気に注目を浴びることとなった。
同じ理由で話題となったのが、1670年にオランダの画家、ピーテル・デ・ホーホが描いた作品『Man Handing a Letter to a Woman in the Entrance Hall of a House』だ。部屋の隅に座っている女性に、何かを持った男性が近づいていくが、これがiPhoneのように見えるというのだ。
意外にも、この絵に触れたのはAppleのCEO、ティム・クック氏だ。
クック氏はアムステルダムの美術館でこの絵を鑑賞したという。そしてオランダで開催されたスタートアップイベントで、「私は衝撃を受けた。絵の中にiPhone があったんだ」と述べ、「iPhoneがいつ発明されたかわかっているつもりだったが、今では確信が持てない」とジョークを飛ばした。
もちろん両作が描かれた時代にiPhoneは存在していない。専門家によれば、『The Expected One』で女性が持っているのは賛美歌の本など、宗教に関連したものとされ、『Man Handing a Letter…』で男性が持っているのは、タイトル通り手紙だという。
だがスマホ全盛期を生きる現代人にとっては、四角くて平らなものと言えば本や手紙よりiPhoneがしっくりくるのも無理はないだろう。
(画像=CNBCより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://bgr.com/tech/iphone-image-likeness-found-in-old-painting-5928605/
https://www.cnbc.com/2016/05/25/apple-ceo-tim-cook-saw-an-iphone-in-a-near-350-year-old-painting.html