ついに発表の『ドラクエ12』、“ダークなドラクエ”というヒントから考える「ルート分岐」などの可能性

美しいグラフィックに生まれ変わった名作『HD-2D版 ドラゴンクエストⅢ』

 『HD-2D版 ドラゴンクエストⅢ』 が発表された。プロデューサーを務めるのは、同社の『オクトパストラベラー』を手掛けた早坂将昭氏だ。

 「HD-2D」はドット絵をベースとした背景に3D的な効果を加えることで独特の立体感・空気感を演出する手法を指す。 公開された映像では、『ドラゴンクエストⅢ』の世界があたたかみのある美しいグラフィックで描かれており、原作を遊んだことがある人も新鮮な気持ちでプレイできそうだ。

 『Ⅲ』はパーティー編成やストーリーの攻略順などの自由度が非常に高いタイトルで、これまでに何度もリメイクを繰り返されてきた。今回も原作の良さを活かしながら現代的なアレンジを加われば、また新たなファンを増えることだろう。

 また、今回の発表では、『Ⅲ』とストーリーのつながりがある『Ⅰ』や『Ⅱ』についても今後同様のHD-2Dスタイルでリメイクを制作することが示唆されていた。

 こちらも発売時期や対応機種は未定だ。

『ドラゴンクエストⅩ』のオフライン版が登場

 『ドラゴンクエストⅩ 目覚めし五つの種族 オフライン』が発表された。こちらはもともとオンライン専用ゲームである『ドラゴンクエストⅩ』をスタンドアロン版としてリメイクしたものになる。オフラインで遊べることもあり、オンラインゲームで求められるコミュニケーションが苦手な人でも『Ⅹ』のストーリーをじっくり堪能できる。

 また、オンライン版からビジュアル面が刷新されており、キャラクターの等身が2等身に変更されているのが印象的だった。こちらは2022年のできるだけ早い時期を目指して制作されているようだ。

 今回配信された『ドラゴンクエスト』35周年記念特番では、ここで紹介した4タイトルが発表された。とはいえ、そのほとんどが発売時期未定なのは少し残念ではある。特に、Ⅻに期待しているユーザーは多いことだろう。もっと具体的な情報が公開される日が待ち遠しい。

■坂田憲亮
愛知県の田舎で自由気ままに暮らすフリーライター。アプリやゲームなどエンタメ分野をはじめ、国内大手の各種メディアにて記事を執筆中。取材から撮影、Webデザインまで行う自称・マルチクリエイター。

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