“音が見える”スピーカー登場 開発したのは韓国のアーティスト

 韓国のアーティスト、DakdJung氏が、音を可視化するスピーカーを開発した。黒い液体が跳ね回る様子はなんとも不思議だ。

 スピーカー内部のガラス部分は、磁性粒子の入った磁性流体で満たされている。これは液体でありながら磁気に反応するため、音に合わせて動かすことが可能なのだという。

 Jung氏は、まず磁性流体がくっつかないようにガラス容器を加工した。次に3Dプリンターで作成されたケースを研磨し、電磁装置を配線していく。内部には、上向きに取り付けられた3つのスピーカードライバーとアンプ、そしてBluetooth機能が装備されており、スマートフォンなどからワイヤレスで接続することが可能だ。詳しい制作過程は、Jung氏の動画で確認することができる。

 同氏は以前にも、巨大な磁性流体パネルや「池」など、自身のアート作品に磁性流体を使用している。

 磁性流体はもともと、重力のないところで燃料を移送させるものとして、NASAによって開発された。その目的は果たされなかったが、不思議な動きを見せることから、今回のようなスピーカーや、さまざまなアート作品に利用されるようになった。

 ミュージシャンのNigel Stanford氏も以前、磁性流体を用いた、音楽を視覚化するための装置を開発しているが、平たいトレーに磁性流体を置いたシンプルな作りだった。今回の“音が見える”スピーカーはより動的で迫力があり、見ても、聞いても楽しい実用性にも優れた作品となった。

(画像=YouTubeより)

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://gizmodo.com/sound-reactive-bluetooth-speaker-uses-magnetic-ferroflu-1846729756
https://www.theverge.com/2021/4/21/22395718/speaker-ferrofluid-music-visualizer-magnets