2026年に発売される“空飛ぶ車”が予約開始 8600万円の限定モデルも

 2026年に発売予定の空飛ぶ車「ASKA」の、事前予約がスタートした。5,000ドル(約54万円)のデポジットを支払えば、会社の株式1株と、数ヶ月ごとの進捗報告会議への参加権、そして1,500台限定モデルの優先購入権を獲得できる。

 「ASKA」は、2019年にシリコンバレーを拠点とするスタートアップ企業、NFTが発表した空飛ぶ車だ。空中飛行だけでなく、通常の道路の走行もできるという。

 車体には折り畳み式の翼と、バッテリーで駆動する6つのプロペラ、そしてそのバッテリーを充電するためのデュアルガスモーターが搭載されている。翼は約15m、車体は4人乗りの大型SUVほどの大きさで、最高速度241km、航続距離402kmとパワフルだ。「ASKA」の名前は、日本語の「飛鳥」が由来だという。

 限定版の価格は789,000ドル(約8,600万円)とかなり高額だが、その後のセカンドモデルが589,000ドル(約6,400万円)、量産モデルが359,000ドル(約3,900万円)と続く見込みだという。

 それでもかなり大きな買い物となるが、NFTのCOO、マキ・カプリンスキー氏は、「50万ドル(約5,450万円)の家と『ASKA』を購入しても、まだ都市部のアパートよりは安い」と強気だ。優秀なビジネスマンたちに、都心から遠く離れた安価な家から、空中飛行で快適に通勤することに価値を見出してほしいと考えているようだ。NFTのショールームも、シリコンバレーに構えられている。

 同社は2022年から、本格的なテスト飛行を開始するという。空飛ぶ車がいよいよすぐそこまで来ているようだ。

(画像=Twitterより)

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://www.cnet.com/roadshow/news/flying-car-buyers-can-spend-5000-now-for-an-aska-in-2026/
https://www.askafly.com/

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