米国で「#ボイコット原神」がトレンド入り 人種差別やセキュリティ問題に非難の声

 中国の人気オンラインゲーム『原神』。4月6日には新キャラのロサリアが登場し界隈は盛り上がりを見せているが、Twitterには「#boycottgenshin(ボイコット原神)」のハッシュタグがトレンド入りすることとなった。

 Twitterユーザーのdae ! bennett bf (real)氏(@kaexiaobf)は、『原神』はいくつかの問題をはらんでいると主張した。同氏の抗議ツイートでは、以下の4つが指摘されている。

 まず1つ目が、ゲームが「レイシズム」をはらんでいることだ。同氏は「敵キャラは先住民から発想を得ており、先住民へのリスペクトを欠いている」と主張している。また肌が白いキャラクターが多く、暗い肌色のキャラクターはわずか2人しかいない。そしてどちらもずる賢く、悪人らしく描かれており、これによって暗い肌色の人は劣っているといったイメージを植え付けかねないと危惧しているようだ。

 2つ目は、「小児性愛」で、いわゆる“ロリコン”だ。男性ユーザーに人気のフローラは明らかに幼く、ロリコンを肯定しているように見えるという。

 3つ目には、「セキュリティ問題」を上げている。「以前から多くのユーザーが主張しているが、2要素認証を導入してほしい。現段階でのセキュリティはとても脆く、ハッキングされても運営は何も対処してくれいていない」と訴えた。

 最後は「コンテンツプッシュ」で、より多く稼ぐため、ストーリーやマップのリリースを意図的に遅らせていると主張した。

 抗議ツイートは、日本時間4月6日18時半時点で3000を超えるRTといいねがついており、界隈では大きな話題となっている。これを受け運営がどのような対処をするのか、その動向に注目したい。

(画像=miHoYoより)

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://twitter.com/kaexiaobf/status/1379276271738294272

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