ゲーム実況が一番面白い吉本芸人は「ロングコートダディ」に! アキナ・秋山賢太も「優しい空気感やのに面白い」と絶賛
吉本興業所属のお笑い芸人の中で「もっともゲーム実況がおもろいやつ」を決める大会『Mildam×よしもと ゲーム実況-1グランプリ』の決勝戦が3月27日、ライブ配信プラットフォーム「Mildom」にて生配信された。
ゲームの実力ではなく、芸人ならではのワードセンスや表現力、ゲーム実況パフォーマンス力を競い合う本大会。グランプリを獲得した芸人には、Mildomにおける公式レギュラー番組をはじめ、Mildomで配信されているバラエティ番組『吉本自宅ゲーム部』への出演権、ゲーム関連イベントへの出演権、eスポーツ企業からのサポート、毎日放送のeスポーツバラエティ番組『YUBIWAZA』への出演権など、様々な特典が与えられる。
この度配信された決勝戦は、特別MCにアキナの秋山賢太と山名文和、解説者兼審査員として、Mildom公認ゲーム実況者のMとし、軍師ミノル、カジテツ玉子を迎えて行われた。
一番手は、キャタピラーズのしげみうどん。実況に挑戦したタイトルはバトルロイヤルシューター「PUBG Mobile」だった。制限時間15分の中で、意気揚々とバトルフィールドに降り立つ→即キルされるを繰り返し、軍師ミノルから「死に芸が面白い」と評された。
2番手は、決勝出場4組中、唯一コンビ揃っての参加となったロングコートダディの堂前透・兎。実況するタイトルは、ふにゃふにゃと動くキャラを駆使するアクションパズルゲーム『ヒューマン フォール フラット』。コンビ仲の良いロングコートダディらしい息の合った掛け合いを披露し、秋山から「ずっと見れたわ」と讃えられた。
3番手は、ダブルヒガシの大東翔生。2019年にアメリカ・ラスベガスで開催された格闘ゲーム専門のeスポーツ大会「EVO」に参戦し『鉄拳7』で2000人中97位に入賞した実績を持つほどの実力派だ。「『実況-1 グランプリ』はあまりゲームのうまさが関係ないと言われてますけど、“ゲーム”がうまいというのも見てもらいたい」と自己アピールした通り、超弩級のテクニックを見せつけた。
ラスト4番手はジュリエッタの藤本聖。オンラインでマッチングした3名で戦うFPS「エーペックスレジェンズ」の実況に挑み、プレイ開始早々「まずは謝っておきましょう。俺という名の悪魔と同じフィールドに立っちまったことをな!」「勝ち確です!」と勝利を確信したものの、制限時間6分を残して「死にました!」としっかりオチを付けた。
視聴者とスタッフ、審査員の投票の結果、優勝はロングコートダディに決定。大会終了後には、アキナとロングコートダディへのオンライン取材が行われた。
兎は、コンビのYouTubeチャンネル「ロングコートダディ和尚のゲーム念仏」などで長らくゲーム実況に取り組んでいたとしたうえで、「ゲーム実況で評価されてすごくうれしいです」と喜んだ。一方の堂前は「いつも通りゆるくプレイして、いつの間にか、このトロフィーを持っていた感じ。すごい気持ち良いですね」と勝ち誇った。
秋山は、「どのゲームもみんなの実況を聞きながら楽しめましたし、今度、僕も一緒にやってみたいという想いになっています。ほんまに、誰が優勝しても良かったと思うくらいレベルが高かったです」と総称。また、山名は「芸人がやっているのを通して初めてゲーム実況を見たんですけど、めっちゃ面白かった。すごく良い決勝でした」と振り返った。
今回の勝因について、堂前は「やってる自分がどれだけ楽しめているか。それがそのまま伝わると思う。今日も新しいステージをやっていてすごく楽しかったので、それが良かったのでは」と分析。秋山は「ほんとに大げさじゃなく、『え、もう15分経ったんや』って思った。2人の会話劇、ゆるく優しい空気感、やのに面白い。ワードセンスも随所にある。最高やったなと思う」と手放しで後輩を称賛していた。