『恋とオオカミには騙されない』第5話ーー「わたしはオオカミじゃない」なえなのが伝えた相手は? 波乱の中間告白で両想い成立ペアも


 いよいよ始まった中間告白、1人目はりょうか。ちょこを指名した彼女は「一緒にいると楽しくて、ドキドキするけど安心する。ちょこくんが好き」と告白。ちょこは「ずっと曖昧で不安にさせてごめんね」と謝罪したのち、「今度は俺がドキドキさせます!」と返す。安心して泣きだすりょうかにちょこがもらい泣きするなど、ほほ笑ましい結末となった。これまでのシリーズでも一組はいた“安定組”になりそうな雰囲気だが、まだどちらかがオオカミの可能性も残されている。このまますんなり運ぶのだろうか? 続きを見届けたい。


 2人目は、みちゅ。呼び出されたのは、もくだいではなくちょこだった! かなり意外な展開に、スタジオからは驚きの声が上がる。やはり、もくだいがりょうかに傾いていたことが引き金だったのか……。「今までずっともっくん(もくだい)かちょこくんか悩んでた。りょうかちゃんに遠慮しちゃってたけど、ちょこくんにはオオカミじゃないって信じてほしい」と言うみちゅ。「好き」という言葉が入っていないのは、彼女自身もまだ、決めかねている部分があるということかもしれない。ちょこは「いまはりょうかちゃんが好きです。あやふやにしたくないから、いまはりょうかちゃん以外ないかな」とはっきり伝え、その場を後にする。


 みちゅの告白相手がちょこだと知ったもくだいは、ショックを隠し切れずに撃沈。コウヘイから「みちゅに気持ちを伝えておくべきだった。動きがわかりにくかったから、驚いてしまったんだと思う。自分からぶつかりに行ったほうがいい」と諭され、静かにうなずく。ゲレンデでなえなのに自ら告白したコウヘイだけに、その言葉には説得力があるが、「もしオオカミだった場合、何らかの意図があるのでは?」と視聴者が勘ぐってしまうのも、このシリーズの罪なところ。仲間想いの気持ちが表れた言葉だと思いたいが……。

 3人目は、なえなの。彼女が告白相手に選んだのは、コウヘイだった。途中、不穏な空気も流れたふたりだったが、コウヘイがしっかり気持ちを伝えたことで、一気に好転した形だ。ただ、なえなのは「正直なことを言うと他にも気になってる人はいる。でも、自分のことをすごく考えているのが伝わってきて嬉しい」と複雑な心境を吐露。しかしコウヘイは一歩も引かず、動揺した表情も見せず「なえなのの全部が好き。呼ばれないと思っていたけど、呼んでくれて嬉しかった。改めて、大好きです。これから先も一緒に笑っていたいし、気になっている人がいるならなえが決めること。でもこの場で俺を選んでくれて、まずは本当にありがとう」と切々と訴える。その真摯な態度に、なえなのは涙を流すのだった。コウヘイはなえなのを優しく抱きしめて「気負い過ぎず、しっかり悩んで。俺はずっと待ってるから」と送り出す。まさに百点満点の解答を示したコウヘイだった。


 4人目はあおい。そらかつなかギリギリまで悩んでいる様子の彼女だったが、つなの猛攻もむなしく選んだのはそらだった。「話してて落ち着くのはそらくん。オオカミじゃないのを一番伝えたかった」と語る。


 そらの返事が明かされる前に、5人目のTakiの告白に。告白相手は勿論そら。「本当に周りが見えなくなってる。もっとそらくんのことを知りたいけど、ひとりじゃできない」と不安を隠し切れない様子で、だが必死に伝えたTakiを包み込むように、「いまの僕の気持ちはTakiちゃんにあります」とほほ笑むそら。喜びのあまり、抱きつくTakiに「お待たせしました」と語りかける。一途にそらを想い続けたTakiの願いが叶った瞬間だった。

 となると気になるのは、そらがどんな言葉であおいを断ったか。「正直に、僕の気持ちはTakiちゃんにあります。ギリギリまで二人と向き合って、最後は自分と向き合って出した答えです」と率直に伝え、去っていた。あおいはショックを受けた様子で、何の言葉も返せなかった……。

 戻ってきたそらから「Takiちゃんを選んだ」と聞いたつなは「たとえそらがあおいを選んでも、俺はこのままいくつもりだった」と決意を新たにする。だが、選ばれなかった落胆は大きく、もくだいと共に、沈黙の時を過ごすのだった。

 というわけで、りょうか&ちょこTaki&そらがここまでで両想いという組み合わせに。気になるのは、もくだいが周囲の予想以上に落ち込んでいたこと。今回のことで、自分の本当の気持ちに気づいたのだろうか。次回予告では、彼が涙を流す姿が描かれ、非常に気になるところ。一方、カップル成立したはずのちょこも泣く展開が……? いったい何が起こったのか、真相は来週の放送を待ちたい。

■SYO
映画やドラマ、アニメを中心としたエンタメ系ライター/編集者。東京学芸大学卒業後、複数のメディアでの勤務を経て、現在に至る。Twitter

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