『サイバーパンク2077』開発企業、サイバー攻撃を受け「身代金」の要求も
「CD PROJEKT RED」は2017年にも複数のファイルをハッキングされ、ハッカーから「身代金」を要求されていた。当時の「CD PROJEKT RED」は「正体不明の個人または集団が、「CD PROJEKT RED」の内部ファイル数点を持っていると脅迫されていた。その盗まれたデータの中には、開発中のゲーム『サーバーパンク2077』の初期デザイン関連の資料が含まれている」と当時の「CD PROJEKT RED」はTwitterで発表していた。現在も含め「CD PROJEKT RED」は一貫してハッカーの要求には従っていない。
「CD PROJEKT RED」が発売した家庭用コンソール向け『サイバーパンク2077』は最適化不足でクラッシュが続出し、とても不安定だった。コンソール版の仕様が事前告知せずに発売したことが問題となり、返金騒動にまで発展してしまった。この問題は取締役員会が開発者の意見や開発状況を無視して発売を決定してしまったことに問題があると言明しており、今後のバグの修正や追加コンテンツを含むアップデートのロードマップを公開している。
また、「CD PROJEKT RED」が誤解を招く実質的な虚偽の申告を行ったとして、投資家たちは損害の賠償を求めている。家庭用コンソール向け『サイバーパンク2077』の件や今回2度目のハッカーによる攻撃を受けてしまい、ソースコードなどの内部情報が流出させてしまった件を含め、「CD PROJEKT RED」の今後が心配だ。