謎の多いApple Carはどんな車? 無人運転の高額な超高級車か

 Appleが自動車開発に向けて、大きくかじを切っていることが伝えられている。Apple Car事業は、ギリシャ神話の神タイタンに因んで「Project Titan」というコードネームで呼ばれている。その名の通り神秘的で、あちこちで嵐を巻き起こしている。ではApple Carは、一体どんな車になるのだろうか。

1000人以上が従事する事業 研究所は極秘扱い 

 Apple Car事業は、Apple本社があるクパチーノ近隣の、米国カリフォルニア州サニーベールにある「SG5」と呼ばれる極秘の研究施設で進められていると『Apple Insider』は伝えている(参考:https://appleinsider.com/inside/apple-car)。

 また、ドイツ・ベルリンにも秘密の研究所があり、全世界で1000人以上がこのプロジェクトに従事していると『MacRumors』は伝えている(参考:https://www.macrumors.com/roundup/apple-car/)。

 Appleのティム・クックCEOは以前に、自動運転ソフトウェアを開発していることは明らかにしているが、詳細については詳しいことは公にしていない。これまで、方向性が定まらず、迷走していることもあったとされる。Appleは2015年から、自動車業界、バッテリー技術、自律システムの専門家等を自動車分野から募集している。

巨大な自動車市場にITの巨人が殴り込み

 年間5000億ドルのスマホ市場でiPhoneは3分の1を占める。モビリティ市場は10兆ドルと巨大で、市場の2%のシェアをとれば、iPhoneと同等の規模の事業になるとMorgan StanleyのアナリストであるKaty Huberty氏は述べる。

 Apple Carの全容は、はっきりしてはいないが、人が運転する設計になっていないという。ラストワンマイルに焦点を合わせた自律型の電気自動車だ。最初は、パッケージの配達やロボット化を進める企業を対象にするという。

 この動きは、Teslaと直接競争になる可能性があると『CNBC』は予想している(参考:https://www.cnbc.com/2021/02/03/apple-and-hyundai-kia-driving-towards-deal-on-apple-car.html)。

 TeslaのCEOであるイーロン・マスク氏は以前、買収についてAppleに提案したが、CEOティム・クック氏は会ってさえくれなかったことを明らかにしている。