Galaxy S21シリーズの仕様がリーク WQHD+画質で120Hzサポート、S21 UltraはSペンに対応?
日本時間1月15日午前0時よりSamsungが開発するGalaxyシリーズの新製品発表会「Galaxy Unpacked」がライブストリーミング形式で開催される。こうしたなか、次期Galaxyシリーズ(仮称は「Galaxy S21」シリーズ)の仕様に関して、多数のリーク情報が報じられた。
ディスプレイ技術の向上により実現
開発者向けテック系メディア『XDA Developers』は5日、Galaxy S21 Ultraのディスプレイ仕様に関するリーク情報を報じた。このリーク情報のソースは、最新スマホに関するリークで有名なTwitterユーザIce universeの以下のようなツイートだ。
以上のツイートによると、Galaxy S21 UltraではWQHD+の解像度設定で120Hzのリフレッシュレートが可能となる。実のところ、120Hz設定はGalaxy S20シリーズでも可能である。しかし、WQHD+解像度ではサポートされておらず、この解像度設定で120Hzに切り替えると、強制的に60Hzにリフレッシュレートが低下してしまう仕様であった。また、60Hz設定のほうがバッテリーが長持ちする、とサポートページに注意書きされていた。
このような仕様になった背景には、Galaxy Note20 Ultraで活用されているディスプレイ技術が指摘できる。Note20 Ultraでは、120Hz可変リフレッシュレートが採用されている。この技術は必要に応じてリフレッシュレートを120Hzから低い設定に切り替えるもので、この切り替えによって電力消費を抑制する。この可変リフレッシュレート技術をGalaxy S21 Ultraに流用することによって、WQHD+の解像度の120Hzが可能となるのだ。
なお、Galaxy S21シリーズの下位機種であるS21とS21+の120Hz対応に関しては、現時点では不明である。
アプリのデバイス間連携、着信画面に動画を設定、etc...…
Android製品ニュース専門メディア『ANDROID POLICE』も5日、Galaxy S21シリーズに関するリーク情報を報じた。リーク情報によると、Galaxyシリーズに採用されているユーザインタフェース「One UI」はS21シリーズでアップデートされ、以下のような新機能が実装される。
・Samsung製品間でのアプリ連携:Galaxy S21シリーズで使用していたアプリを、ほかのSamsung製品(例えば同社製のタブレット製品であるGalaxy Tab A)に引き継いで使用できる機能。この機能は、iPhoneとiPad、Macのあいだで可能なApple製品のデバイス連携のSamsung版と言える。
・着信画面における動画設定:着信すると再生される動画が設定できる。設定できる動画は複数のなかから選択でき、AR絵文字が躍る演出が含まれる動画も選択できる。
・ディレクターズビュー:この機能は、S21シリーズに複数搭載されているカメラで撮影された画像をリアルタイムに並べて比較できる、というもの。具体的にはメインカメラで撮影している最中に、ディスプレイに望遠カメラで撮影した画像も小さく表示する。(ディスプレイ側にある)インカメラと(スマホ背面にある)アウトカメラの撮影画像を比較することもできる。
そのほかにも、背景をぼかして撮影する機能「ライブフォーカス機能」を静止画だけではなく動画撮影時にも利用できる、という新機能も実装されるようだ。