ヒカキンの社会貢献活動を黒柳徹子が絶賛 『徹子の部屋』で明かされた“影響力の正しい使い方”

 日本におけるYouTuberの先駆者として、長年活動を続けてきたパイオニアのヒカキンが、地上波の長寿番組『徹子の部屋』(テレビ朝日)に12月24日出演。黒柳徹子を前にこれまでの半生、そして今年1年を振り返った。

 2020年も残すところあとわずか。新型コロナウイルスに翻弄された1年だったが、今年ヒカキンは改めてその影響力を世間に示した。4月に小池百合子都知事とリモート対談を行い、主に若者に対しコロナの現状を伝え、外出自粛を呼びかけた。また、5月には自らも1億円寄付し、コロナ医療支援募金を立ち上げた。全国の21万人が協力し、約3億7000万円の寄付が集まったという。

 これについてヒカキンは「自分の影響力をいい風に使えたらなと始めました。コロナウイルスの感染拡大は、31年間生きてきた中で経験したことのない事態です。そんな中、自分の動画をいい風に使えたらと思い、すぐに行動しました」と振り返った。約3億7000万円の寄付金については「ファンの皆さんがすごく協力的で。でも、まさか21万人も協力してくれるとは思っていなかったですね」と本音を明かした。

 ヒカキンは長年YouTuberとして動画投稿の活動を続けられている忍耐力は、学生時代に行っていたスキージャンプで養ったという。つまり諦めずに夢を追い努力する姿勢はその時に学んだということだ。「当時はオリンピック出場を目指して、一生懸命トレーニングを積んでいました。なので、今でも切羽詰まった時は、そのトレーニングしている映像が夢に出てくるんです」と明かした。

 しかし成長するにつれ怪我をする恐怖心が大きくなっていった。周囲の才能あるジャンパーとの差も感じるようになり、高校卒業を機にスキーを卒業。次の“有名になりたい”という夢を追いかけるため、母親からもらった2万円を握りしめ新潟から上京した。黒柳から「スキーはやめても上京した時のその夢は諦めたくないと思った?」と聞かれると、ヒカキンは「そうですね。楽観的な性格なので続けてればどうにかなるというか。今は運良くここ(『徹子の部屋』)に出られてます」と笑顔を見せた。

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