折りたためるスマホ『Galaxy Z Fold2 5G』 スマホ2つ分の大画面が可能にすることは?
auが11月4日に発売を開始した、ディスプレイ折りたたみ型サムスン製Androidスマホ『Galaxy Z Fold2 5G』(SCG05)。「折りたたみ式ディスプレイ」スマホというくくりでは、最初に2019年10月に同じサムスンが「Galaxy Fold」(SCV44)を発売してからほぼ1年あまりと言うことになる。(画像引用:https://www.au.com/mobile/product/smartphone/scg05/)
フルに広げると、「ミニタブレット」サイズに近づく
スペックは、OS「Android 10」、搭載SoCは「Qualcomm Snapdragon 865 Plus 5G 」。メモリー(RAM)は12GB、ストレージ(ROM)。しかも5Gも対応とそれだけでもかなりの贅沢仕様だ。
が、このスマートフォンの特筆すべきところは、そこではない。やはり「ディスプレイ」だろう。最大の特徴、メインの「フォルダブル(折りたたみ式)」ディスプレイを筐体内側に持っており、スマートフォンを本のように開くことで、見開きのように大きくディスプレイを使えるのだ。
実際には2台のサムスン自慢の7.6インチQXGA+ Dynamic AMOLED(有機EL)ディスプレイ2枚を折り曲げ可能な特殊ガラスでつなげてひとつのディスプレイに見せているのだが、全開にしてみても、ギャップや折り目はわからず、綺麗な1枚の大きなディスプレイに見える。境目は触ってみて「あ、ここか」と分かる程度だ。
サイズは、全開状態ではスマホというより「ミニタブレットサイズ」といえる。iPad miniの画面程度のサイズ感だろうか。
この画面サイズ、そしてDynamic AMOLEDの鮮明さのおかげだと思うのだが、動画視聴や、電子書籍の閲覧がとにかく見やすい。筆者は、読書はKindle派なのだが、特に電車内で漫画や文庫本をハッとするほど綺麗な白黒コントラスト比で、漫画なども見開きサイズで観られる。