『星空編』の旅もいよいよ大詰め。前回から引き続き行なっている女子から男子への“最後のアピールタイム”も、残すはよしき（椿善稀）×このん（能登谷このん）の1組に。今回唯一といえるほど、旅の出発時から大きな波風の立っていない安定感ある2名だが、心配があるとすれば、よしきにやや迷いが見られるところだろうか。

　だが、彼を想うこのんはいつだって優しい。ここでも顔を合わせるとすぐ、「ちょっとは（キモチが）楽になりました？」と、これまで思い詰めがちだったよしきを労う。オンエアこそされていないが、2日目の夕食時にはこの2人を中心として会話に大きく華が咲き、よしきはそのひと時が非常に楽しかったという。

　そんな出来事も後押ししてだろう。「このんちゃんと話したいから話してる」と、以前に比べて自分の意志をはっきりと表すよしき。この旅の途中で彼女に救われたことで、「リタイアせずに今日まで来れました」と、これまで誰にも語ってこなかった胸のうちを初めて明かす。その表情は、これまでと比べ物にならないほど自然な笑顔なだけに、2人はようやく腹を割って話すことができたようだ。本稿の冒頭で触れた“迷い”はいつの間にか払拭されたわけだが、ここは本当にカップル成立目前なのか……？

　ここからは運命の告白に。最初に告白されるのは、れおん（丸田怜音）。告白をするのは、“ぎゅー”作戦で彼に急接近したかこ（北村華子）と、「自分の体の一部」だと話すピンク色のおもちゃのマイクを使ってアピールをしたまりあ（鈴瀬まりあ）。どちらも最後まで、一歩も退かないバトルを繰り広げた。

　まずは、まりあが「まだまだこれからも、もっと一緒に居りたいって思って。ホンマに好きすぎて、ホンマに好きすぎて……。出てきた言葉はひとつで……ホンマに好きです。付き合ってください」と、トップオブザヘッドで考えたのだろう、溢れんばかりの想いをぶつける。対するかこは「れおんくんとこれから先も、もっと一緒にいたいと思いました。大好きです、付き合ってください」と、ストレートに告白。カップル成立であれば、男子が女子の差し出す手を握るのだが……。

れおんの答えは「まりあ、よろしく！」。見事にカップル成立を果たし、大胆なハグを交わした！すると、れおんは「見てこれ、持ってきました！もう俺の体の一部なんで」と、例のピンク色のマイクを得意げに取り出す。まりあはその言葉に「2人の体の一部」と訂正を入れるなど、カップルとして満点なやりとりだ。なお、今回の決め手は、まりあが最後のアピールタイムの際、自身の手を自然に握り、ずっと見つめてくれたところだという。