HPが新製品を発表 有機素材で作られたキーボードなどサステナブルな一面も
株式会社日本HPは12月8日、新型ノートPC等のオンライン発表会を行った。
新型コロナウィルスの影響で在宅勤務やオンライン授業、ミーティングや診療の導入が進むなど、PCは近年ますます我々の生活に欠かせないものとなっている。HPはそんなニューノーマル時代のライフスタイルに適したデバイスとして、新たに『HP Spectre x360 14』をはじめとする個人向けプレミアムノートPCを発表した。
アスペクト比3:2で視野が開けた『HP Spectre x360 14』
『HP Spectre x360 14』で最も革新的だったのは、アスペクト比を3:2の13.5インチディスプレイを採用した点だ。これにより16:9の比率に比べ垂直方向の閲覧スペースが約20%広くなり、コンテンツのブラウジングや編集など、より高い生産性を実現した。
『HP Spectre x360 14』は画面サイズが13.5インチでありながら、15インチのPCと同じ高さがあり、閲覧スペースが広くなっている。
最上位モデルに搭載した3K2K OLEDディスプレイは1,000,000:1のコントラスト比で、100%のDCI-P3色空間がより鮮やかな色彩を実現。ブルーライトの軽減に配慮し、色彩を鮮やかに再現する事に成功している。
また、『HP Spectre x360 14』はHP Spectreシリーズで初めて、電源ボタン、物理シャッター付プライバシースイッチ、HP Command Center、マイクミュート、指紋認証リーダーを搭載したオールインワンキーボードを備えている。
昨年発売の『HP Spectre x360 13』と比較すると34%のパフォーマンス向上を実現した最新の第11世代インテルCoreプロセッサーと、79%のパフォーマンス強化がされている統合グラフィックス、インテル Iris Xe グラフィックスを搭載。
最大約15時間のバッテリ駆動時間で、自宅内でも外出先などどこにでも持ち運びが可能だ。
また、今回キーボードの配列にも変更を施している。平仮名や漢字、カタカナやアルファベットが混在する、複雑な日本語という言語に最適なレイアウトを実現。これによりタイピングミスの減少や、作業効率の向上を狙っている。
高い性能や多用途性を実現した次世代のプレミアムPC
今回発表されたHP SpectreとENVYノートブックの新製品は、すべて第11世代インテルCoreプロセッサーインテル Iris Xe グラフィックス、インテルEvoプラットフォームに準拠しており、高い性能、多用途性、モビリティを求めるユーザーに向けて設計された。
『HP Spectre x360 13』は写真編集や3D制作など作業負荷の高いタスクにも対応でき、最大で約15時間のバッテリ駆動時間を実現。また、新たに5Gモデルを追加する。最大4倍高速のダウンロード速度と、HP Dynamic Rangeによる最大2.8倍のカバレッジを実現し、生産性の向上を図っている。
13.3インチクラムシェルの『HP ENVY 13』はパワフルなクリエイター向けノートPCである。HP MPP アクティブペンのサポートおよび最大約11.5時間のバッテリ駆動時間によって、外出先で創作活動を行いたいクリエイターをターゲットにしている。
外出先での生産性をサポートする『HP Chromebook x360 13c』
『HP Chromebook x360 13c』は90.1%の画面占有率、アスペクト比3:2の13.5インチディスプレイ、4GLTE通信モジュールを搭載。さらに19項目のMIL-STD(米軍調達基準)テストを実施しており、優れたオンラインビデオ会議体験、Google Playに対応したアプリ等、優れたモビリティ体験を提案している。
また、アプリとオンラインビデオ会議の同時利用によるマルチタスク処理を可能にするアクティブサーマルコントロールを備えており、第10世代インテルプロセッサーが卓越した性能を発揮。最大約12時間のバッテリ駆動時間で、外出先での生産性をサポートする狙いだ。
反射型プライバシースクリーン「HP Sure View Reflect(Gen4)」を搭載した世界初のChromebookで、専用キーを押すだけで即座にディスプレイを覗き見から防止。また、指紋認証リーダーとWebカメラをオン/オフできるプライバシーカメラキルスイッチも搭載し、外出先でのセキュリティにも配慮した設計となっている。