Snow Manの“外ロケ企画”はなぜ面白い? 思い出の地巡り動画で見えたメンバーの新たな一面

 Snow Manが、公式YouTubeチャンネルにて動画『バスで思い出の地巡り』前編/後編をアップした。9ヶ月ぶり、9人全員での外ロケ企画は、なんと2階建てオープンバスでの聖地巡礼ツアー。コロナ禍が落ち着いた暁には、ぜひ足を運んでみたいと思わせる動画となった。

Snow Man「オープンバスで思い出の地巡り」9ヶ月ぶりに外に出ます!

 まず、最初に向かったのは渋谷・NHK。なかでも「709リハーサル室」を思い出の地として挙げたのは目黒蓮だ。ジャニーズJr.として活動していたときの目黒にとって、Snow Manは大先輩だったと振り返る。リハーサル室の端にある机と椅子にSnow Manは座っていたのだが、新人の目黒は逆サイドの地べたに荷物を置いて体育座りをしていたとも。

 すると「だいたいSnow Manとかが709に入ってくるとき、音でわかる。なんかチャラチャラコツコツって」と話す目黒にかぶせて、同じく新メンバーとして後から合流したラウールも「しょっぴー(渡辺翔太)は当時、どういう気持ちでコツコツさせてたの?」と、すっかり打ち解けてイジっていく様子が微笑ましい。

 渡辺が当時の気持ちとして「そのときは、とにかくもう承認欲求! でも、今考えたらダサダサ!」と歯切れよく語り、みんなで笑う9人にSnow Manが1つのホームになっていることを再確認させられる。

 そんなデビュー前の思い出が詰まったNHKで今年、デビュー1年目にして『第71回NHK紅白歌合戦』へ出演することになったのも感慨深いと一同。709リハーサル室で体育座りしていた目黒としては、この1年は夢のような展開だったことだろう。そんな感謝の気持ちを込めて全力でパフォーマンスすることを誓い、改めて団結を深める9人の姿に頼もしさを感じずにはいられない。

 次なる思い出の地を目指して移動中も、トークに花が咲く9人。そこでも目黒、ラウールと共に新メンバーとして参加した向井康二に、積極的に話を振っていく姿がSnow Manらしいところだ。「最近出演したテレビ番組の中で緊張したのは?」という問いに、Snow Man全員と中居正広が共演した『金スマ』(TBS系)の名が飛び出す。

 なかでも向井は、収録中に中居をスマホで隠し撮りするという攻めたボケを披露しており、「これは調子にのりすぎ! さっきの写真の方が面白い」「なんで寄りから引きなんだよ、寄れよ! ルールの中で破れ!」とバラエティ番組の洗礼を受けたことでも記憶に新しい。

 他にも『櫻井・有吉 THE夜会』(TBS系)で、MCの嵐・櫻井翔と有吉弘行からイジられまくって爪痕を残した彼ら。こうして振り返るとステージパフォーマンスはもちろんのこと、バラエティ的にも大躍進を遂げた1年だとわかる。

 そんな彼らがバラエティの基礎体力を身につけたのが、YouTube動画といっても過言ではないだろう。とりわけ、お化け屋敷シリーズは、初代・岩本照と2代目・向井康二が、Mr.お化け屋敷として、ナイスリアクションを見せてきた人気企画。

 一行は、デビューを決めた東京ドーム、SixTONESとの絆を深めた日生劇場、『滝沢歌舞伎ZERO』で濃密な時間を過ごした新橋演舞場、9時間生配信などYouTube撮影で何度も足を運んだ東京スカイツリー、地道にアクロバットの練習をしたお台場の砂浜、その疲れを癒やした大江戸温泉物語……と巡り、いい話がたくさん飛び出す中、台場怪奇学校が後編の大きな見どころになっている点が、さすがSnow Manだ。

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